野沢温泉スキー場の楽しみ方ガイド!スキー・温泉・宿泊3つの魅力を徹底解説

2023年12月27日(水)
長野県に位置する野沢温泉スキー場は、日本でもトップクラスの規模を誇るスキー場です。開業からほぼ100年!競技会の開催実績が非常に多く、本格的なスキー場としてたくさんの人に愛されてきました。今回はそんな野沢温泉スキー場の魅力をはじめ、麓にある野沢温泉の過ごし方・おすすめの温泉旅館もご紹介します。

一日では到底遊びきれない!国内トップクラスのスキー場

野沢温泉スキー場ゲレンデ
野沢温泉スキー場は、長野県北東部の山奥に位置しています。総コース面積297ha・最長滑走距離 10,000mに及ぶ国内トップクラスのスノーリゾートです。例年11月下旬にゲレンデオープンを迎え、春までおよそ5ヵ月間スキーを楽しむことができます。さまざまなイベントもあって、一日では遊びきれないほどの魅力が詰まっています。

豊富な積雪と国内最高クラスの雪質

野沢温泉スキー場の積雪
野沢温泉スキー場の雪質の良さにはかなりの定評があります。ゲレンデに降り積もったふかふかの天然雪は、水分が少なくさらさらとしたパウダースノー。スキー板のエッジがきいてターンしやすいことから、初心者でもスムーズに滑走できます。

山頂
シーズンを通して積雪量が多いため、長い期間滑れるのも魅力です。最長で5月頃まで滑ることができますが、最高の雪質を求めるならピークシーズンの12月~2月に訪れることをおすすめします。

コースが多彩!誰もが楽しめる全44コース

最高の雪質を楽しむスキーヤー
野沢温泉スキー場ゲレンデ内のコースはとても豊富。初めて滑る初心者から上級者まで満足できる44本の多彩なコースが揃っています。「上ノ平ゲレンデ」と「パラダイスゲレンデ」は幅広で緩やかな場所が多いので、初心者にはぴったりのゲレンデです。中・上級者には、4,500mのロングランを堪能できる「スカイラインコース」や、雄大な山々と日本海の絶景が美しい山頂エリアの「やまびこゲレンデ」など。ゲレンデ最上部から麓までの標高差は1,085mに達し、一気に滑り降りる爽快感を味わえます。

スカイラインコース
時間帯によって人気コースは混雑することがありますが、広大なので滑るコースが見つからないということはありません。ほかにも個性豊かなコースがたくさん用意されているので、ぜひ自分に合ったお気に入りのコースを探してみてください。

日影ゴンドラと長坂ゴンドラの間にある水無・湯の峰ゲレンデは人混みを避けたい方に特におすすめ。あちこち動き回るのが苦手な方・ゴンドラの混雑に巻き込まれたくない方は、空いているコースで何度も練習するのもおすすめです。

ウェアや道具を持ってなくても大丈夫!レンタルショップの品揃えも豊富

野沢温泉でスキーを楽しむ家族
長坂センターハウスの3階に「サロモンステーション」があり、必要なアイテムや日数に合わせてスキーアイテムをレンタルすることができます。スキーやスノーボードの用品以外にも、スノーシューやスノースクートのレンタルも可能。一日目はスキーやスノーボードを楽しみ、二日目は違ったウインタースポーツを楽しむのもいいかもしれません。スキー初心者や道具がない人でも手軽に楽しめるので、温泉旅行の合間に少しだけスキーを楽しみたい方にもおすすめです。

大自然の魅力を味わえるスノーアクティビティやイベント満載

野沢温泉スキー場
スキーやスノーボード以外にも、スノーアクティビティが楽しめるのが野沢温泉スキー場の魅力です。ワイヤーケーブルで日影ゲレンデ最上部から麓まで全長652mを最大時速約70kmで一気に下る「ジップ・スカイライド」をはじめ、ブナの原生林を散策する「ブナの森自然散策スノーシューツアー」など、さまざまなアクティビティが充実。手付かずの雪の中を散策するスノーシューツアーでは、普段なかなか見ることのできないうさぎやカモシカといった野生動物にも出会えるかもしれません。

また、シーズン中には季節限定イベントや子供が楽しめるイベントが実施されているので、公式サイトの情報をチェックしてその日を狙っていくのもおすすめです。

アフタースキーは温泉三昧!野沢温泉で13の外湯めぐり

野沢温泉の麻釜
スノーアクティビティで心ゆくまで遊んだ後は、熱々の温泉に入って疲れを癒しましょう。野沢温泉スキー場のすぐそばにある野沢温泉には、日帰り入浴を楽しめる共同浴場「外湯」が13箇所あります。源泉がさまざまな外湯は、建物や浴場の雰囲気などもそれぞれ異なるので、何箇所か回るのがおすすめです。温泉で体を温めた後は、周辺を観光するというのもいいかもしれません。外湯にはタオルやボディソープなどが置かれていない場所もあるため、タオルは必ず持参しましょう。

昔ながらの温泉旅館街の雰囲気を味わえる

野沢温泉村の中心
温泉巡りをしながら、昔ながらの雰囲気が漂う温泉街も堪能しましょう。野沢温泉は長期滞在して湯治ができる場所として古くから愛されてきた場所。エリアのシンボルとなっている「大湯」は、江戸時代の湯屋建築を再現した外観が特徴で、撮影スポットにもなっています。

大湯
温泉街は、日帰り入浴はもちろん、郷土料理を堪能できる温泉旅館やグルメスポット、土産店も豊富なので、時間が許すなら長期滞在がおすすめです。

温泉街では信州ならではのグルメも楽しめる

野沢菜漬け
温泉街には、野沢菜漬けや温泉まんじゅうといった人気グルメを味わえる飲食店がずらりと立ち並んでいます。そのほか、香ばしく煎ったそばの実をのせたサクサク食感の和風クッキー「そばの華」や、カラフルな色合いが美しいゼリー菓子「みすゞ飴」など、賞味期限が長く、お土産におすすめなお菓子も色々あります。

温泉卵を自分で作ることができる場所も何箇所かあります。そのうち、人気のミニ温泉広場「湯らり」は冬季閉鎖されているので、「熊の手洗湯」などの共同浴場などを探してみましょう。街を散策し、地元の人々と交流を深めながら、野沢温泉ならではのグルメを見つけてください。

泊まり旅行ならココ!野沢温泉スキー場周辺のおすすめ宿

冬の野沢温泉
野沢温泉には、たくさんの宿泊施設がありますが、スキー旅行で宿を選ぶときに注意したいのが宿からゲレンデまでの移動距離です。うっかり距離の離れている宿泊施設を選ぶと、重たい荷物を持ってゲレンデまでの長い道のりを歩くことにもなります。快適に過ごしたいなら、スキー場に行くのが便利な長坂ゴンドラ近くの旅館を予約するか、日影ゲレンデまで荷物を持ったまま直接移動できる動く歩道「遊ロード」付近の宿に泊まるのがおすすめです。

ゲレンデまで徒歩約8分「野沢温泉ホテル」

立地の良さが抜群の野沢温泉ホテルは、スキー旅行の宿泊先として人気のホテルです。館内の温泉は全て源泉掛け流し100%で、ホテルの温泉を楽しみに訪れる人も多いのが特徴。露天風呂付き客室もあるので、家族や恋人とプライベートな空間で温泉を満喫したいという方にもぴったりです。野沢温泉のシンボルでもある「大湯」の通りにも近いので、温泉街の散策にも便利。アフタースキーの時間も有意義に過ごせそうですね!

野沢温泉ホテル
所在地:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷7923-3
野沢温泉ホテル公式サイト

ゲレンデまで車で約4分「河一屋旅館」

河一屋旅館もゲレンデまでの移動が便利で、歩いて10分ほどで行くことができます。こちらの温泉は、村内に30余りある源泉のうち2種類の源泉を楽しめるのが魅力。外湯巡りもいいけど、宿でゆっくりと温泉を堪能したいという方におすすめです。野沢温泉産コシヒカリをはじめ、信州の食材を使った料理の満足度が高いのも特徴です。スキー旅行とはいえ、せっかくならご当地でしか味わえないグルメを贅沢に満喫したい!という方はぜひチェックしてみてください。

河一屋旅館
所在地:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8923-1
河一屋旅館公式サイト

ゲレンデまで徒歩約7分「旅館さかや」

旅館さかやは18代続いている老舗の湯宿です。大浴場は、宮大工による湯屋建築、料理は信州の素材を生かした創作和食です。「野沢を感じることができた!」「料理が美味しい!」という声が多く、高級感ある雰囲気でゆっくりと食事や温泉を楽しめます。

近くには、旅館さかやの姉妹館である滞在型のリゾートコンドミニアム「さかや-はなれ- 寿命延」もあります。敷地には源泉かけ流しの温浴施設が付設されており、フルキッチン付きの離れで長期間快適に過ごすことができます。

旅館さかや
所在地:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9329
旅館さかや公式サイト

さかや-はなれ- 寿命延
所在地:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9288
さかや-はなれ- 寿命延公式サイト

お任せしたい派におすすめ!往復バス付のツアーに参加

「宿はある程度エリアが選べたらどこでもOK!お得なところに泊まりたい」という方は、セットになったプランやツアーを選ぶという手段もあります。レンタルアイテムやリフト券が付いてくる宿泊プランなど種類が豊富なので、好みに合わせて探してみましょう。「宿は自分で決めたいけど、往復バスだけ利用したい」という方は、往復バスだけ予約するという手もありです。

東京から野沢温泉スキー場へのアクセス方法

北陸新幹線
オンシーズンの雪質は、パウダースノーで定評のある野沢温泉スキー場。これだけ豊富なコースやアクティビティの揃った魅力的なゲレンデに、首都圏から車で約3時間、新幹線とバス利用で約2時間半でアクセスできるのはとても貴重です。今回は東京駅から新幹線を利用する行き方を簡単にご紹介します。

新幹線+バス(所要時間:約2時間30分)

東京からの行き方のなかでも、便利なのが東京駅から北陸新幹線で飯山駅へ行く方法です。東京駅から1時間45分ほどで飯山駅に到着し、新幹線改札を出たら千曲川口(正面口)に出て、2番バスのりばの「長電バス(飯山 野沢線)」あるいは4番バスのりばの「野沢温泉ライナー」に乗ります。

野沢温泉に着いたら、野沢温泉スキー場の「中央ターミナル」から終点の「長坂ゴンドラバスターミナル」まで無料シャトルバスで行くことができます。

東京駅→(北陸新幹線)→飯山駅→(長電バス / 野沢温泉ライナー)→野沢温泉→(無料シャトルバス)→野沢温泉スキー場

野沢温泉スキー場で古くから愛される温泉と雪質抜群のスキーを満喫しよう

スキーヤーとスノーボーダー
野沢温泉スキー場は首都圏からのアクセスが良く、丸一日遊んでも飽きることのないコースやアクティビティが豊富です。スキー場の数が日本一と言われる長野県でも、日帰りから長期滞在までおすすめできる魅力がたっぷりです。本州でも最高レベルのスペックを備えているうえ、麓にある日本有数の温泉地でアフタースキーも満喫できます。国内外のスキーヤー・スノーボーダーを虜にし続ける野沢温泉スキー場へぜひ行ってみてください。

「野沢温泉スキー場」が気になる方はこちら!

※記事内の情報は掲載当時(2023年1月20日)のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。

関連するスキー場
11/25~5/6
コース44
リフト19
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