スキー初心者が最初に覚えるべきことは?初スキーを楽しむ前に知っておきたいこと

2021年04月08日(木)
スキーやスノーボードといったウィンタースポーツは、世界中で人気のレジャーのひとつ。スキー場には、傾斜が緩やかな初心者向けコース以外にも、非圧雪やモーグル、林間コースなど数え切れないほどのコースバリエーションが満載です。色々なコースを滑れるようになれば楽しみも倍増。初心者の方はまずスキースクールに通ったり初心者用コースで練習し、基礎をマスターしていきましょう!

初めての人はスキースクールを受講するのがおすすめ

スキー
スキーが完全に初めてという初心者の場合は、いきなりコースを滑るのではなくスキー場で開催しているレッスンを受講しましょう。経験豊富なインストラクターが、用具の使い方から雪の上を転ばずに歩くコツ、正しい滑走姿勢など、実演を交えながら丁寧に、しかも短時間でレクチャーしてくれます。スキー場によっては、中国語や英語での対応可能なインストラクターも在籍しているため、日本語が得意ではない外国の方も安心です。

緊急時の対応も頭に入れておく

スキー
スキー場には、怪我人を手当てするパトロール小屋があり、スタッフがコースを巡回しています。慣れないうちは、雪の上でうまく体のバランスをとれずに転倒することも多く、思わぬ怪我やアクシデントに見舞われることも。

そのため、必ず複数人で行動することをおすすめします。誰か一人が怪我をした場合でも、他の人が救助やパトロールを呼ぶことが可能です。怪我をしてしまった場合は、立てるのであればコース脇に移動し隊員の指示を仰ぎましょう。立てないほどの痛みがある場合は、スキー板を脱いで側に立てるなどし、周囲から注意を集めましょう。

傾斜がない場所で歩く練習を

練習
スキーは重心をコントロールして斜面を滑り降りるスポーツですが、滑るより前に必要なのがスキー板を履いたまま歩く技術です。歩くことができれば、緊急事態の際もとりあえず転ばずに移動できます。歩いて斜面を上る場合、スキー板を履いて斜面に対して平行に立ち、一歩ずつ進みましょう。まずは傾斜がなく、他のスキーヤーとぶつかる心配のない場所で練習を開始するのがオススメです。

まずは初心者用コースで腕試しをしてみよう

コース
雪の上での歩行をマスターしたら、山の傾斜が緩やかな初心者コースに出て滑ってみましょう。多くのスキー場では、ゲレンデの麓エリアに初心者がゆっくりと滑れるビギナー用コースを配置しています。幅が広いコースなら、他の滑走者とぶつかる心配もなくターンの練習をしながらのびのび滑れるでしょう。

慣れてきたらある程度スピードを出してみる

スキー
スピードを出して滑れるようになると、スキーがどんどん楽しくなります。ただ、急に傾斜の急なコースを滑るとうまくスピードのコントロールができず、転倒してしまうことも。スピードを出す前に、足を「八」の字にしてブレーキをかけるなど、正しい止まり方も練習しておきましょう。

スキー初心者が最初に覚えておきたいテクニック

スキー
コースをうまく滑るコツは、体の重心をうまく使うこと。そのためには、ブレーキや方向転換といった基本テクニックを身に付けておくことが大切です。正しい知識をつけて練習することが事故だけでなく上達にも繋がります。スキーを楽しみながらコツを掴んでください。

プルークボーゲンを覚えればスピードアップ・ブレーキもスムーズ

スキーの基本となるのが、スキー板の先端を合わせ後ろ側を大きく開く「プルークボーゲン」と呼ばれる滑り方です。スキー板の後ろ側を広くすることでスピードが減速&ブレーキがかかり、方向転換も可能に。スキー板を平行に揃えるとスピードがアップします。シンプルながら様々なブレーキやターンの基礎が詰まっているので、この技術をしっかり練習しておくと後の上達も早いと言われています。

遠くを見ながら曲がりたい方向に体を傾けてターン

ターンをしながら滑る場合は、腰をかがめて曲がりたい方向に体を傾けましょう。ターンをする際にポイントとなるのが、目線の位置。進みたい方向の数十メートル先を見ることで、転ばずスムーズにターンができます。足元を見てしまうと視界が狭くなり前傾姿勢になるため、体のバランスが崩れて転倒しやすくなります。

転んだときはスキー板を揃えて起き上がる

転んでしまった場合は、両足のスキー板を揃えて板の内側に力を入れるとスムーズに起き上がることができます。転んだ拍子に、ウェアのポケットからお財布やスマホなどが飛び出てしまうこともあるため、チャックは必ず閉めておきましょう。

まずは用具の知識や歩くことからスタートし、少しずつ上達を目指そう!

スキー
スキーの基礎を最初にしっかりと学んでおくことで、スキーの上達も速くなり滑れるコースが増えて滑走がより楽しくなります。最初は歩き方やブレーキのかけ方から練習を開始し、滑れるようになったら山の傾斜が緩やかなコースでターン練習、更に滑れるようになったら中上級者向けというように、少しずつステップアップしながらスキーを満喫しましょう。

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