【スノーボード初心者向け】失敗しないボードの選び方

2021年04月08日(木)
これからスノーボードをはじめる人にとって、用具を買い揃えることも楽しみのひとつではないでしょうか?しかし、スノーボードには、「フリースタイル用」「ジブ・グラトリ用」などさまざまな種類があり、ボードの長さや幅、柔らかさによって滑り心地が微妙に変わるのです。今回は、スノーボード初心者向けのボードの選び方をご紹介します。

スノーボード板の種類を知っておこう!

スノーボードを履いてゲレンデに座る女性
スノーボード板のデザインも気になるところですが、スノーボードを購入する上で忘れてはいけないのが種類です。
まず最初にスノーボードの種類を把握して、あなたの好みにあったものを確認しておきましょう。

フリースタイル用(オールラウンド)

オールラウンド
オーソドックスなのが、「フリースタイル(オールラウンド)」と呼ばれるタイプのスノーボード。カービングターンから平らなコースで技を織り交ぜながら滑走するグラトリ、初心者から中上級者まですべてのレベルに対応できます。ちなみに、カービングターンとは、両足に体重をかけて膝の屈伸を使いながら、ゆるやかな弧を描くように連続ターンする滑り方。傾斜が緩やかなコースでじっくり練習をしたい人は柔らかめ、スピードを出したい場合は硬めのボードがおすすめ。

ジブ・グラトリ用

ジブ・グラトリ用
技を取り入れながら滑りたいという人には「ジブ・グラトリ用」がおすすめです。ジブ・グラトリとは、ボックスやキッカー、レールなどのパークアイテムを使った滑り方のひとつ。「ジブ・グラトリ用」を選ぶ場合は、幅が広く短めのボードが良いでしょう。体のバランスが安定し、ターンの切り返しが楽でスピードもコントロールしやすくなります。

バックカントリー用

手付かずのふかふかな雪が降り積もったパウダースノーを存分に楽しみたいのであれば、「バックカントリー」が良いでしょう。バックカントリーとは、木々が生い茂る森の中や、整備されていない非圧雪コースを滑るスタイルです。非圧雪コースは圧雪車で整備されているコースとは違い、体が宙に浮くような浮遊感を味わうことができます。バックカントリー用は、「フリースタイル」「ジブ・グラトリ」用に比べて、ボードの反りが大きくなっているのが特徴です。

スノーボード板を選ぶ上での確認ポイント!

ボード板を持つ女性
スノーボード板の種類がわかったところで、次にどうやって自分にあった板を選ぶかが大切です。確認するべきポイントをまとめましたので、見ていきましょう。

ライディングスタイル

スノーボードと一口に言っても、遊び方や楽しみ方は人それぞれ違います。単純に滑走を楽しみたいのか、レールやボックス、ハーフバイプなどのアイテムを使いたいのか、もしくは非圧雪エリアでふかふかな雪の上を滑るのが好きなのか、レベルや用途によってもボードの選び方は変わります。

まずは、先ほどご紹介した「フリースタイル用(オールラウンド)」「ジブ・グラトリ用」「バックカントリー用」の中から、自分の滑走スタイルに一番合ったボードを選ぶことが大切です。

長さ

ボードの長さは、身長マイナス15cmが目安だとされています。例えば、165cmの女性なら140cm程度、180cmの男性であれば165cm程度のボードを選ぶと良いでしょう。ボードが長すぎたり短すぎたりすると、滑り慣れていないうちはターンがうまくできずに、体のバランスを崩して転倒してしまいます。

ボードの幅は、ブーツの先とかかとがボードの中央から1cm前後はみ出ているくらいがベストだと言われています。スノーボードは、ボードを寝かせターンを繰り返しながら、斜面を滑り降りていきます。足が大きい人が幅の狭いボードで滑ると、つま先やかかとが雪に当たって転倒してしまう危険性があるのです。安全にスノーボードを楽しむためにも、自分の足のサイズに合ったボードを選びましょう。

硬さ

初心者には断然、柔らかいボードがおすすめです。ボードが柔らかい方が、ターンやジャンプもしやすく体のバランスが安定します。滑り慣れてきて、もっとスピードを出したいという場合は、硬いボードを選ぶと良いでしょう。

ボードを購入するメリットとデメリット

スノーボードを楽しむ女性
ボードの種類や選び方はわかりましたでしょうか。あとは自分の好きなデザインを探して購入するだけ!ですが、購入後の保管方法なども含め、マイボードを持つメリットとデメリットを見ておきましょう。

メリット

マイボードを買う最大のメリットは、自分にピッタリと合ったボードで滑れる点。ボードによって、長さや幅、硬さ、形状、重さは異なります。毎回違うボードで滑ると感覚が鈍り、ボードを滑りこなすまでに時間がかかってしまうことも。しかし、自分の足のサイズや身長に合ったボードで繰り返し練習することで、上達スピードも早くなるのです。

また、自分のお気に入りのデザインを選べることもマイボードを持つ魅力のひとつ。人気ブランドの最新トレンドを取り入れた、おしゃれなボードを持っているだけで滑るのが楽しくなりますよ。

デメリット

スノーボードをするたびに、毎回自分でボードを持ち運ぶ手間がかかります。旅行時はスーツケースや大きな荷物を持参しての移動はただでさえ大変なのに、さらにボードを持って慣れない雪道を歩くのは一苦労です。

また、使用後はリムーバーを使って汚れを落としたり、ワックスで滑りをよくしたりといったメンテナンスも発生します。ケアを怠ると、エッジが錆びて滑りが悪くなり転倒や事故の原因にもなるのです。そのため、使用後はもちろんシーズンオフのときは、錆止めを塗って室内に立てて保管するなど細やかな管理も大切です。

自分に合ったボードを選んでスノーボードを楽しもう

スノーボードをする子ども
いかがでしたか? スノーボードはネット購入もできますが、店頭で購入することをおすすめします。使用感はもちろん、しなり具合や長さは実際に目で確かめてみなければ自分に合っているかどうかは分かりません。マイボードで、安全に楽しくスノーボードを楽しんでみてください。

※この記事の情報(価格や時間など)は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。