ニセコエリアとは?
羊蹄山をはじめ、標高の高い山々に囲まれたニセコエリア。ニセコ連山の東端にあるニセコアンヌプリの裾野には、エリア最大規模の「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」をはじめ、「ニセコビレッジスキーリゾート」、「ニセコHANAZONOリゾート」、「ニセコアンヌプリ国際スキー場」という4つのスキー場が集結。合わせて「ニセコユナイテッド(ニセコ全山)」の通称で知られています。スキー場間にはシャトルバスが運行しているので、車がなくてもスキー場巡りを気軽にできるのが魅力です。
もう一方で、ニセコエリアでも穴場と言われるのが、モイワ山の斜面に広がる「ニセコモイワスキーリゾート」です。最寄りのニセコ駅から例年12月中旬〜2月末日まで運行する「ニセコ周遊バス」に約1時間乗れば到着します。
自然の地形を活かしたゲレンデは、初級者向けから難易度の高い非圧雪コースまでバラエティ豊か。ニセコユナイテッドのシャトルバスは停車しませんが、ニセコユナイテッドよりも混雑が少ないのがメリットのひとつです。
ニセコエリアは上質なパウダースノーが堪能できる冬のみならず、過ごしやすい夏の気候なども注目され、外国からの長期滞在者が目立って増えているとか。非日常感を求めてやって来る幅広い層に対応すべく、ラグジュアリーなリゾートホテルや、天然温泉の露天風呂を配した温泉宿、長期滞在型のコンドミニアムなど、多彩な宿泊施設がスキー場周辺に集まっています。お店や飲食店も充実しているので、短期から長期まで快適なリゾートステイを楽しめるでしょう。
急激な天候の変化に注意!
ニセコエリアは、12〜2月にかけて、多いところで累計降雪量約15mに達することもある特別豪雪地帯。水分が少なく、サラサラとしたパウダースノーが降り積もります。
ゲレンデで常に注意すべきなのは、急激な天候の変化。山奥に位置するスキー場は天候が変わりやすく、強烈な吹雪によって視界が遮られるホワイトアウトが発生することもあります。数m先まで真っ白になるため、方向感覚がなくなり、迷子や遭難の危険性が高くなります。
場合によってはリフトが停止したり、コースやスキー場全体が閉鎖されるので、悪天候のときはゲレンデ麓で滑るようにして、立入禁止区域には絶対に入らないようにしましょう。こうした状況も踏まえ、なるべく長めに日数を確保しておくのがおすすめです。
ニセコのスキー場の営業期間は?
ニセコエリアのスキー場は、例年12月上旬にオープンを迎えます。2022〜2023シーズンのオープンとクローズは以下の通りです。その年の積雪状況によって前後するため、こまめにスキー場の情報をチェックしておくことをおすすめします。
<営業期間>※2023年1月19日時点の情報
・ニセコ東急 グラン・ヒラフ:2022年12月3日〜2023年5月7日
・ニセコビレッジスキーリゾート:2022年12月3日〜2023年4月9日
・ニセコアンヌプリ国際スキー場:2022年12月3日〜2023年5月7日
・ニセコHANAZONOリゾート:2022年12月3日~2023年4月9日
・ニセコモイワスキーリゾート:2022年12月3日~2023年4月2日
ニセコでスキーを楽しむのにおすすめのシーズンは?
ニセコに最も多く人が訪れるのはクリスマス後から2月頃までですが、ベストシーズンを挙げるなら、気温がマイナス10度程度まで下がり、積雪が多くなる1月下旬から2月中旬にかけてといえるでしょう。最も寒い時期ではありますが、防寒着を着込んでめいっぱいスキーを楽しんでください。
【オープン〜12月中旬】一足先に初滑り!
いち早く初滑りを楽しむなら、12月上旬から12月中旬がおすすめ。オープンから12月中旬までのアーリーシーズンは、レギュラーシーズンよりもリーズナブルにリフトを利用できます。アーリーシーズンは比較的滑走者が少なく、リフトの待ち時間も少ないので、コースを広く使いながら心ゆくまで滑走できる楽しみもあります。ただし、ナイター営業はレギュラーシーズンに入る12月中旬に開始することが多いので、ナイタースキーを考えている方はほかの時期が良いでしょう。
【12月中旬〜大晦日】ナイター営業開始!
12月中旬に入ると、ゲレンデは冬休みを利用して訪れる学生や家族連れで賑わいます。ナイター営業がスタートするのも、ちょうどこの時期。暗闇の中で光り輝く夜のゲレンデは、昼間とは違った幻想的な雰囲気です。スキー場が混雑し始めるので、宿泊施設を早めに予約しておく必要があります。
例年この時期は、ニセコビレッジ・クリスマスナイトや新年カウントダウン花火などのイベントが目白押しです。イベントは、状況によって変更・中止の可能性もあるので、興味のあるイベントがあったら、直前に開催されるかどうか確認することをおすすめします。
【1月~2月】最高の雪質を楽しめる時期
1年のうちで最も気温が下がるのが、1月下旬から2月中旬にかけて。標高の高い場所にある中・上級者向けコースはもちろん、山の傾斜がなだらかな麓付近の初心者コースでも、極上のパウダースノーを楽しめます。
真冬のニセコは、曇りか雪の日が多いのが特徴。スキー場の気温はマイナス20度を下回ることもあり、風が吹けば体感温度はさらに低くなります。防寒具は極寒に耐え、動きやすいものを選びましょう。
【3月〜クローズ】ゆったり春スキーを楽しむのにおすすめ!
3月は春に向けて徐々に気温が上がる時期。暖かくなる5月上旬まで営業しているニセコアンヌプリ国際スキー場などでは、あたたかな春の陽気を感じながらスキーを楽しめます。ハイシーズンと比べてゲレンデのコンディションはやや落ちますが、訪れる人が少なくなるので、のびのびと滑れるでしょう。
アフタースキーも満喫してニセコの冬を楽しみ尽くそう
2021年にはニセコHANAZONOリゾートでゴンドラやコースが新設されるなど、発展し続けるニセコエリア。スキー場周辺では、ショップやレストランが集まる「ザ・ビレッジ」などで地元グルメを味わう楽しみもあります。最高の雪質でスキーを堪能した後は、グルメや温泉など、アフタースキーも存分に満喫しましょう!
WAmazing Snowの各スキー場の詳細情報ページでは、各スキー場の新型コロナウイルス(COVID-19)に関する衛生対策なども確認できます。計画の際にご活用ください。
※記事内の情報は掲載当時(2023年1月19日)のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。
関連するスキー場
ニセコビレッジスキーリゾート 北海道
コース | 30 |
リフト | 12 |
最長滑走距離 | 5,000 m |
最大斜度 | 35 ° |
ニセコ東急 グラン・ヒラフ 北海道
コース | 22 |
リフト | 11 |
最長滑走距離 | 5,300 m |
最大斜度 | 40 ° |
ニセコアンヌプリ国際スキー場 北海道
コース | 13 |
リフト | 6 |
最長滑走距離 | 4,000 m |
最大斜度 | 34 ° |
ニセコモイワスキーリゾート 北海道
コース | 8 |
リフト | 3 |
最長滑走距離 | 2,000 m |
最大斜度 | 35 ° |
ニセコHANAZONOリゾート 北海道
コース | 12 |
リフト | 4 |
最長滑走距離 | 4,550 m |
最大斜度 | 30 ° |