弘前に近い「大鰐温泉スキー場」ってどんなスキー場？アクセス・宿も紹介

その名の如く大鰐温泉の近くにある”歴史あるスキー場”

大鰐温泉スキー場は、1923年に開業したスキー場で、冬季国体や全日本選手権が開催され、東北屈指のスキー場として名を馳せた歴史があります。かつては「あじゃら高原エリア」と「国際エリア」の2つがありましたが、現在は国際エリアのみとなっています。規模は縮小されたものの、コースの多彩さと雪質の良さには変わらず定評があり、毎年多くのスキーヤーが訪れます。

初心者も上級者も大満足の9つのコース

大鰐温泉スキー場には計9つのコースがあります。スキーセンターの上部には、平均傾斜15度の「ラビットコース」と、初心者がのびのび滑れる「ファミリーゲレンデ」があります。

上級者は、最大傾斜28度の「前平バーン」や超難関といわれる「神沢バーン」に挑戦してみましょう。神沢バーンの下部は、モーグルの練習に最適な環境が整っています。

全体的には初級向けと上級向けが多いですが、幅広いレベルの人が楽しめるコース構成になっています。

スキーも温泉もどっちも楽しもう

多彩なコース設定の他に、大鰐温泉スキー場には多くの人をひきつける魅力があります。温泉の街にあるスキー場ならではのメリットも存分に活用し、充実したスキーライフを送りましょう。大鰐温泉スキー場のおすすめポイントを3つ紹介します。

斜度最大28度のロングクルージングコース

国際エリアにある「雨池国際コース」は、全長2,000メートル以上の中・上級者向けロングコースです。最大傾斜が28度あるので、圧雪されるとスピードのあるスノークルージングが楽しめます。中級以上のコースで、難易度はそれほど高くありませんが、長距離を一気に滑走する気持ち良さは滑り慣れた上級者も満足できるでしょう。

初級者は「雨池パノラマコース」に挑戦してみましょう。緩やかな斜面が4,000メートル以上続く超ロングコースで、思い思いの滑りができます。

旅行者に嬉しい道具レンタル、スクール情報

スキー用具やウェアセットのレンタルサービスがあるため、ゴーグルや手袋などの小物類さえ持っていけば、気軽にスキーが始められます。とはいえ、スキー初めての人にとっては不安もありますよね。そんな方はスクールに参加してみてはいかがでしょうか。

スクールはスキー、スノーボードの両方があり、レベルに合わせたレッスンが行われます。グループレッスンやプライベートレッスン、幼児レッスンをはじめ、特訓レッスンなどもあります。

スキーの後は開湯800年大鰐温泉で温まる

スキーの後は、大鰐温泉郷へ足をのばし、温泉で冷えた体を温めましょう。大鰐温泉は江戸時代に津軽藩の湯治場として栄えた地域で、現在も昔ながらの共同浴場が多く残っています。

おすすめは駅前の「大鰐町地域交流センター 鰐come」です。雪見風呂が楽しめる露天風呂や木の温もりに溢れる内風呂、高温サウナなどがワンコインで利用できるのはお得です。地元の食材を使ったお食事処も併設されています。

大鰐温泉の泉質はナトリウム・カルシウム－塩化物・硫酸塩泉で、冷え性や疲労回復に効果が期待できます。

大鰐町地域交流センター 鰐come
住所：青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字川辺11-11

ゲレンデ内でレストランでの昼食が便利！

大鰐温泉スキー場にはスキーハウス内にレストランがあります。大鰐温泉駅周辺には食事処がいくつかありますが、約2キロ離れているため、ランチはゲレンデ内で済ませるのが理想でしょう。

大鰐ブランドこだわりレストランへ

スキーハウス内にある唯一のレストランでは、大鰐ならではの郷土料理やオリジナル料理が味わえます。古くからこの地域に伝わる幻の冬野菜「大鰐温泉もやし」を使った「大鰐もやししょうゆラーメン」は、冷えた体をポカポカに温めてくれます。

その他、スキー場定番のカツカレーや子どもも大人も大好きなスパゲティミートソース、各種丼ものなどが充実しています。ホットケーキやフランクフルト、ケーキなどもあり、コーヒーブレイクにも利用できるでしょう。

ランチタイムは混み合うので早めの移動がおすすめです。

最寄駅の「大鰐温泉駅」からタクシーを使えばあっという間

大鰐温泉スキー場があるのは、青森県青森市から50キロほど離れた南津軽郡大鰐町虹貝清川という場所です。近くにはJR奥羽本線の大鰐温泉駅があり、アクセスの利便性は高いといえます。

車でのアクセス

仙台方面からも青森方面からも車で来場する場合は、東北自動車道を経由します。「大鰐弘前I.C」を下りた後は、国道7号線を進みます。大鰐弘前I.Cからスキー場までは約15分です。国際エリアには500台の無料駐車場があるので安心です。

公共交通機関でのアクセス

スキー場の最寄りの駅は、JR奥羽本線「大鰐温泉駅」です。駅からスキー場までは約2キロメートルで、タクシーを利用してもわずか5分です。2～3人で相乗りをすれば移動コストがグッと抑えられるでしょう。

お宿に泊まって、青森の自然と食を味わおう

大鰐温泉スキー場周辺には、温泉が堪能できる癒しの宿や高原リゾートに相応しい極上の宿が多く点在しています。大人の冬旅にぴったりの素敵な宿を2つピックアップしています。

大鰐温泉郷 青森ワイナリーホテル

大鰐温泉スキー場から車で約12分、阿闍羅山（あじゃらさん）の森に抱かれた高原のホテルです。本館、サウスタワーの2つの建物からなっており、まるで北欧の城を思わせるロマンチックな外観です。

館内には、青森ヒバの香りが漂う大浴場や六角露天風呂、足湯が完備され、自然の中で極上の入浴タイムが過ごせるでしょう。

洋食・会席料理・鉄板焼き・ワインサロンなど、館内にはクオリティの高いレストランやバーが集結しており、充実したアフタースキーが期待できそうです。ホテル最上階のバー「12」からの眺めは最高ですよ。

大鰐温泉郷 青森ワイナリーホテル
住所：青森県南津軽郡大鰐町大字島田字滝ノ沢100番9号

青森大鰐温泉 四季の湯 不二やホテル

大鰐温泉スキー場から車で約5分、大鰐温泉源泉近くにある温泉旅館です。温泉と美食の宿として知られ、日帰りプラン、宿泊プランともに充実しています。

「四季の湯」と称された大浴場と露天風呂からは、四季折々の自然の表情が望め、心身ともにリフレッシュできるでしょう。天然温泉はカルシウム・ナトリウム－塩化物・硫酸塩泉です。

湯上りは旬の味覚に舌鼓。津軽の海山の幸が豪快、且つ繊細に盛られた会席料理はグルメ通をも、うならせます。郷土料理の「帆立貝味噌焼き」や青森のブランド牛「倉石牛の陶板焼き」はぜひ味わいたい至極の逸品です。

青森大鰐温泉 四季の湯 不二やホテル
住所：青森県南津軽郡大鰐町蔵館川原田63

弘前観光や温泉に加えて「大鰐温泉スキー場」で雪遊び

スキーと温泉が両方楽しめるのは、温泉地のスキー場ならではです。ゲレンデ内のレストランでは、大鰐町の温泉熱と温泉水のみを使って栽培された「大鰐もやし」を使った料理が提供されています。スキーの前後に、地元のグルメを堪能するのも良いでしょう。弘前からも近いので、弘前観光に訪れた折には大鰐温泉スキー場まで足をのばしてみてはいかがでしょうか。

大鰐温泉スキー場の詳細情報はこちら

※この記事の情報（価格や時間など）は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。