「奥入瀬渓流温泉スキー場(旧 十和田湖温泉スキー場)」の特徴・周辺宿紹介

2021年11月17日(水)
奥入瀬渓流温泉スキー場(旧 十和田湖温泉スキー場)は、青森県南部・十和田市にあるスキー場です。国指定の名勝「奥入瀬渓流」の入り口付近に位置し、ゲレンデのすぐ下には奥入瀬渓流温泉(旧:十和田湖温泉郷)が広がっています。奥入瀬渓流温泉スキー場の魅力や、基本情報を詳しくご紹介いたします。

ファミリーで様々なスノーアクティビティーを体験しよう

ソリをする親子
奥入瀬渓流温泉スキー場は、「シーズン中の来場者の半数が家族連れ」ということからもわかるように、家族でスキーを楽しみたい人にぴったりのスキー場!オンシーズンにはそりやバナナボートでの雪遊びが楽しい「奥入瀬スノーパーク」もオープンし、ファミリーや雪に慣れない人も楽しくゲレンデを満喫できます。ゲレンデの標高は265~485メートルと低いうえ、平均斜度も7度ほど。全体的に難易度の低いスキー場といえるでしょう。

ロングランも可能!全体的に緩やかなゲレンデ

ゲレンデ
スキー場の上部には第2ゲレンデと初級者向けの「湯の平コース」があり、下部には第1ゲレンデがあり、リフト2本が用意されています。湯の平コースはほぼ全面が緩斜面で、初心者やファミリー向けのコースです。一方のコースは、緩急入り混じったコース構成で、少し難易度を上げて滑りたい中級以上のスキーヤー・スノーボーダーに人気があります。

スキー&スノーボードも奥入瀬渓流温泉巡りも楽しもう

ゲレンデに映るリフトの影
奥入瀬渓流温泉スキー場は、子連れファミリーからスキルを磨きたい初・中級者まで、楽しく滑走できます。このスキー場ならではの魅力をみてみましょう。

スノーボーダーにも人気のナイター営業

ナイターのイメージ
日中の奥入瀬渓流温泉スキー場では、スキーヤー・スノーボーダーの割合は半々です。しかし、17~22時のナイター営業では、8割以上がスノーボーダーとなります。これは、このゲレンデならではのコース幅の狭さや鋭い傾斜角度を好むスノーボーダーが多いためです。コンパクトなゲレンデではターンやスピード走行が綺麗に決まり、スノーボードの爽快感を思う存分味わえるでしょう。

「やってみたい」と思った人は、「”ナイトボーダー”のメッカ」とも呼ばれる奥入瀬渓流温泉スキー場に行き、思い切り楽しんでみてはいかがでしょうか。

充実のレンタル品とスクールで子ども連れも安心

ボードを履く子ども
ゲレンデでは、スキー・スノーボードに必要なアイテム一式を貸し出してくれます。ブーツやグローブ、ウェアのレンタルもあるので、手ぶらスキーやスノボも問題ありません。ただし帽子やゴーグルといった小物は用意がないため、事前に準備して持参することをおすすめします。

また、ゲレンデ下部にはSIA(日本プロスキー教師協会)公認の「十和田湖プロスキースクール」とSAJ(全日本スキー連盟)公認の「八甲田山スキースクール十和田分校」の2つのスクールがあります。どちらのスクールも子供から大人まで利用できますが、幼児の場合は、幼児コースのある十和田湖プロスキースクールが良いかもしれません。

個々のレベルに合った指導を受けて、滑りのコツやスキーの楽しさを学びましょう。初めてで不安な人も、上達を目指す人もぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

スキーの後は温泉宿を訪れるべき!

奥入瀬渓流温泉スキー場のベース部分には、奥入瀬渓流や十和田湖観光の拠点として利用される「奥入瀬渓流温泉(旧:十和田湖温泉郷)」が広がっています。民宿やホテルが9軒あり、多くの外国人観光客が訪れています。周辺にも焼山温泉、蔦温泉、猿倉温泉、谷地温泉があり、源泉ごとに異なる風情を楽しめるのが魅力です。特に谷地温泉は「日本三大秘湯」の1つにも数えられる名湯。スキーやスノーボードの後には温泉地へ足を運んでみてくださいね。

スキー場で食事をとるには?

十和田名物バラ焼き
奥入瀬渓流温泉スキー場で食事がとれるのは、ゲレンデほぼ中腹部にある「中腹キッチン まんぷく」です。お昼など空腹を感じたとき、一休みしたくなったりしたときは、こちらを利用しましょう。

レストラン 中腹キッチン まんぷく

中腹キッチン まんぷくは、「スノーボードパーク」そばの「スキーコミュニティセンター」2階にあります。座席数も多く収容力があるため、グループや家族連れも快適に利用できるでしょう。メニューはスキー場ではおなじみのカレーやラーメンから、ポテト、たこ焼きといったスナックメニューまで幅広く揃っています。

なかでも1番人気は醤油ベースのラーメンにチャーシューが5枚トッピングされた「チャーシュー麺」です。もし地元の味を楽しみたいなら、十和田のソウルフード「バラ焼き」もおすすめですよ。バラ焼きとは、大量の玉ねぎとバラ肉を醤油ベースの甘辛いタレでからめて、鉄板で焼いた料理です。

青森から車で向かおう

旅行者
奥入瀬渓流温泉スキー場周辺に鉄道駅はなく、バスを利用して奥入瀬渓流温泉(バス停)で下車し徒歩で向かうこともできますが、今回は車を利用してのアクセス方法を紹介します。

青森市から車で約70分

青森市からは国道4号、102号を経由してスキー場に向かいます。走行距離はおよそ50キロ、所要時間は約70分です。現地に着いたら、700台収容可能な無料駐車場を利用しましょう。

ただし雪深い地域のため、道路閉鎖や緊急規制等が頻繁に行われます。スキー場へ向かう前に道路情報を確認し、想定ルートで問題がおきていないかチェックすることをおすすめします。

ゲレンデから車で5分圏内!おすすめ宿

温泉
朝から晩までスキー・スノーボードを満喫したい人は、スキー場周辺での宿泊を検討しましょう。
すぐそばにある奥入瀬渓流温泉(旧:十和田湖温泉郷)には、大型のリゾートホテルからこぢんまりした旅館まで、幅広いラインナップが揃っています。ゲレンデの近くの宿泊施設を紹介します。

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

ホテルのりんごキッチン
ゲレンデから徒歩20分ほど、車なら5分程度で到着するのが、「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」です。客室は洋室・和室合わせて189室あり、眺望良好な渓流和室や露天風呂テラス付きのモダンルームなどバラエティー豊かな部屋が用意されています。

夕食はビュッフェか会席か選べますが、ぜひ味わいたいのがビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」でいただくオリジナルのりんごメニューや郷土料理です。青森産のりんごをふんだんに使ったシチューやサラダは個性的で味わい深く、忘れられない味になるのではないでしょうか。

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
住所:青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231

奥入瀬渓流温泉 野の花 焼山荘

ゲレンデから徒歩2分と至近なのが「野の花 焼山荘」です。客室は和室のみ22室と小ぢんまりした旅館ですが、心のこもったおもてなしと家庭的な雰囲気は、口コミサイトでも高評価を集めています。温泉は「猿倉温泉」からの引き湯で、24時間入浴できます。青森ひば造りの内風呂や露天風呂など4つの種類があるので、飽きずに楽しむことができるでしょう。

夕食は青森産食材をふんだんに使用しており、旬の素材を使った郷土料理が供されます。青森近海でとれたウニやホタテ、八甲田山系の虹鱒や岩魚など、贅沢な料理に舌鼓を打ちましょう。

野の花 焼山荘
住所:青森県十和田市焼山64-225

周辺温泉宿も楽しめる立地「奥入瀬渓流温泉スキー場」

ゲレンデを滑走するスキーヤー
奥入瀬渓流温泉スキー場は、斜度が低く緩やかなゲレンデです。初心者やファミリーでも安心して滑れるので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。ゲレンデ下部には奥入瀬渓流温泉(旧:十和田湖温泉郷)が広がり、温泉を楽しむにもぴったりです。好みの温泉宿に泊り、スキーと温泉を満喫しましょう。

奥入瀬渓流温泉スキー場の詳細情報はこちら

※この記事の情報(価格や時間など)は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。