国内には、スキーはもちろん、観光・温泉・宿泊を存分に楽しめる場所が多数あります。今回は、その中でも特に人気のスキーエリアを7つ紹介します。それぞれの特徴・魅力を詳しく解説しますので、ぜひ自分のお気に入りのスキーエリアを見つけてくださいね!
【1】長野の一大スノーリゾート「白馬エリア」
長野県北安曇郡にある白馬エリアは、「槍ヶ岳」「乗鞍岳」「北穂高岳」といった標高3,000メートルを超える雄大な北アルプスの麓に位置しています。
白馬エリアには、スキー場としては国内最大規模のスケールを誇る「HAKUBA VALLEY 白馬八方尾根スキー場」や、初心者から上級者向けまで多彩なコースが特徴の「HAKUBA VALLEY 白馬コルチナスキー場」、鹿島槍ヶ岳の絶景が美しい「HAKUBA VALLEY 鹿島槍スキー場」など、合計10箇所のスキー場が密集しています。
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白馬エリアのスキー場の近くには、日本最大の放水量を誇る黒部ダムなど、さまざまな観光地が盛りだくさん!スキー場だけでなく、その地の観光を楽しみにはもってこいの場所です。
スキーも観光も両方楽しみたい方は、スキー場周辺にある「黒部観光ホテル」「黒部ビューホテル」「緑翠亭景水」など、人気の温泉宿に宿泊してみてはいかがでしょうか。お部屋の窓や露天風呂から見える絶景はもちろん、身も心もホッと温まる温泉は最高に気持ちが良いもの。信濃大町駅から「大町温泉郷」までは無料のシャトルバスが運行されているため、移動手段を心配する必要がありません。
【2】隣接エリアが多数!バリエーション豊富なコースを楽しめる「志賀高原エリア」
長野県下高井郡山ノ内町に位置する志賀高原エリアには、大小合わせて18箇所ものスキー場があります。共通のパスを購入すると、全てのスキー場を自由に行き来することができるのです。
中上級者向けの非圧雪や林間コースがあったり、スキー場によってそれぞれコースの特徴が異なります。多彩なコースを滑り比べることができるのも、複数のスキー場が集まる「志賀高原エリア」ならではの魅力です。
また、志賀高原エリアには、ゲレンデ直結の「志賀ハイランドホテル」や「ホテルホゥルス志賀高原」や「木戸池温泉ホテル」「志賀山温泉」といった温泉施設が充実しています。そのため、スキー場の近くのホテルや温泉宿に連泊しながら、思う存分スノーボードやスキーを楽しめるのです。
スキー場直結あるいは徒歩圏内に宿をとっておけば、現地に着いてすぐにチェックインできるので、重たい荷物を持って移動する煩わしさもありません。
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【3】首都圏からのアクセス抜群!利便性が人気の「越後湯沢エリア」
新潟県南魚沼郡湯沢町は、「湯沢中里スノーリゾート」「かぐらスキー場」「神立スノーリゾート」「GALA湯沢スキー場」といったスキー場が密集している一大スノーエリアです。スキー場にアクセスするメインの玄関口となっている越後湯沢駅までは、東京から上越新幹線で約90分!越後湯沢駅から各スキー場まで直行のシャトルバスも運行されているため移動もスムーズです。
スキー場が集まる新潟県南魚沼郡は、日本有数の米どころとして知られる地域。名産のお米であるコシヒカリから作った日本酒は、日本のみならず外国人観光客からも人気があるんです。そんな、世界的にも知名度の高い日本酒を味わえるのが「越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館」。
「越後湯沢駅」の駅構内にある「越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館」の店内には、「加茂錦」「高千代」といった新潟県内の酒造で造られたお酒の自販機がずらりと並びます。その数は約130種類!レジで試飲体験料金を払うとお猪口と専用コインが渡され、おちょこ一杯分の日本酒を飲み比べできるのです。
このほかにも、日本酒のほのかな香りが漂う「酒風呂 湯の沢」などが併設されています。
【4】絶景が魅力!幻想的な樹氷群を観賞できる「蔵王エリア」
蔵王エリアは、温泉街があることで有名な地域。平安時代から続く400年以上の歴史を持つ老舗の温泉宿や、外湯や足湯を楽しめる日帰り温泉施設が充実しています。毎年、多くの観光客が訪れる温泉街の周辺は、ウィンタースポーツの聖地としても人気のエリアなのです。
東北エリアで最大級の規模を誇るスノーリゾート「蔵王温泉スキー場」や、スキーヤー専用のゲレンデが完備された「蔵王猿倉スキー場」など、有名なスキー場が密集しています。
蔵王を訪れた多くの観光客を魅了しているのが、ライトアップされた樹氷を観賞できる「樹氷幻想回廊ツアー」です。水の粒が木の枝や葉について成長する樹氷は、氷雪に覆われた樹木の姿がまるで怪物のように見えるため、スノーモンスターとも呼ばれます。
ちなみに、「樹氷幻想回廊ツアー」のチケットは、「蔵王温泉スキー場」の最寄り駅である蔵王山麓駅の窓口で購入できます。ぜひの圧巻の景色を堪能してください。
「蔵王温泉スキー場」では、樹氷群をロープウェイの車内から観賞することもできます。また、「みやぎ蔵王スキー場 すみかわスノーパーク」では雪の上を歩く専用の靴を履き、ゲレンデ周辺を散策する「スノーシューツアー」といったアクティビティーもあり、滑らなくても楽しめる催しも満載です。
みやぎ蔵王スキー場 すみかわスノーパークの詳細情報はこちら
【5】観光名所が多数!雪質の良いゲレンデが多い「会津若松エリア」
福島県会津若松市は、豪雪地帯に指定される地域のひとつ。日本では数少ないスキーヤー専用ゲレンデのある「尾瀬檜枝岐温泉スキー場」や、東京駅から東北新幹線で2時間もかからずに行ける「猪苗代スキー場」、1日リフト券がリーズナブルな価格帯の「猪苗代リゾートスキー場」など、さまざまなスキー場が密集しています。
「猪苗代スキー場[中央×ミネロ]」が気になる方はこちら!
また、福島県会津地方は酒造りが有名な地域。福島県産の米で作られた日本酒は、世界一を決める品評会「SAKE COMPETITION」で1位を獲得したことも。日本酒の味や品質を鑑定する全国新酒鑑評会では、上位入賞者の常連です。
各スキー場の最寄り駅である猪苗代駅の周辺には、美味しい日本酒が飲めるお店や試飲ができる酒屋が点在しています。酒どころとしても有名な会津地方を訪れたついでに、土地ならではの日本酒も味わってみてはいかがでしょうか。
【6】最北端のスノーエリア!アクセスと雪質のバランスに優れる「札幌・小樽エリア」
「札幌=札幌雪まつり」というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、積雪の多い札幌市にはいくつものスキー場が点在しています。
国際大会にも使われた「サッポロテイネスキー場」や、札幌市街地から約20分とアクセス抜群な場所にある「札幌藻岩山スキー場」、道内でも有数の積雪量を誇り、豊かな雪に恵まれた「札幌国際スキー場」など、市街地から約60分圏内には大小含め8箇所以上のスキー場があるのです。
また、小樽市は、ウィンタースポーツが盛んなスキーの町として世界からも注目されているエリア。最長滑走距離約4,000メートル、全23コースと広大なスケールを誇る「キロロスノーワールド」は、スノーモービルやスノーバギーなどのアクティビティーが豊富なファミリー層から人気の高いスキー場です。
このほかにも、標高680メートルのコース山頂から見える日本海の眺望が抜群な「朝里川温泉スキー場」や、北海道三大夜景の一つと言われる小樽天狗山から眺めがらの滑走を楽しめる「小樽天狗山スキー場」など、最高のロケーションの中でスキーを満喫できるスキー場が数多くあります。ライトアップされた夜景を楽しむのも、スキーの醍醐味です。
朝里川温泉スキー場の詳細情報はこちら
【7】世界一と評される極上のパウダースノーが魅力の「ニセコエリア」
北海道の西側、積丹半島の南側に位置しているニセコは、世界有数のスノーリゾートです。標高1,308メートルのニセコアンヌプリ山の裾野には、総称「ニセコユナイテッド」と呼ばれ、「ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ」「ニセコビレッジスキーリゾート」「ニセコアンヌプリ国際スキー場」「ニセコHANAZONOリゾート」の4つの大型スキー場が連なっています。
「ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ」が気になる方はこちら!
国内のみならず多くの外国人観光客から高い人気を集めているニセコエリアの最大の魅力は、極上のパウダースノー。日本海から吹き付ける北風がアンヌプリ山を越えると、乾いた雪(パウダースノー)となって大量に降り積もります。どれだけ体重をかけて踏んでも底付き感のないパウダースノーは、世界各国のスノーボーダーやスキーヤーを虜にしているのです。
また、ニセコエリアの周辺には、高級ホテルや別荘、コンドミニアムが数多く建ち並んでいます。“旅行業界のオスカー”と評される「World Ski Award」で地域全体を表彰するリゾート部門において、ニセコ地域は1位を獲得しています。ホテル部門では、ニセコの高級デザイナーズホテル「ザ・ヴェール・ニセコ」が世界1位に輝いたほか、ロッジ部門では「セッカカン」が2年連続で選ばれているのです。
高級ホテルやコンドミニアムだけでなく、日本百名山に選ばれている羊蹄山を一望できる露天風呂付き「まっかり温泉」や、標高500メートルに湧く道内有数の秘湯「五色温泉」といった温泉施設も充実しています。地元の料理に舌鼓を打ちながら、北海道の冬をゆったりと満喫してみてはいかがでしょうか。
魅力的なスキーリゾートが盛りだくさん!あなたはどのスキー場に行きたい?
日本全国にある有名なスノーリゾートをご紹介しました。1つのスキーエリアには何個ものスキー場が隣接しているため、1日中滑っても飽きることなく10数個のコースを滑り比べることができるのです。また、スキーだけではなく、樹氷観賞やスノーシューツアーといったアクティビティーを体験したり、その土地ならではのお料理を食べたり、温泉街を散策したりするのも、楽しい旅の思い出になることでしょう。
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