アクセスからナイター営業までわかる!「神立スノーリゾート」詳細リポート

2021年11月29日(月)
こんにちは。スキーが大好きなライターの渡辺です。最近は、毎晩寝る前にスキー動画を観るのが日課となっています。 今日は、新潟県湯沢町にある「神立スノーリゾート」にやって来ました。週末は、早朝2:00まで営業していることで知られる、スノーボーダーからも人気の高いスキー場です。 「神立スノーリゾート」がある新潟県南魚沼郡湯沢町は、日本有数の豪雪地帯に指定されている地域。スキーのベストシーズン2月下旬から3月上旬には、多い場所では2メートルを超える高さまで雪が降り積もることもあります。あたり一面に広がる真っ白な雪景色は圧巻の美しさです。 スキー場最寄り駅のJR越後湯沢駅周辺には、炊きたての魚沼産コシヒカリ100%のお米を食べられる和食処や、へぎそばの名店など、新潟の特産品を堪能できる飲食店が充実しています。その土地ならではのグルメを味わうことも旅行の楽しみのひとつです。

東京駅から「神立スノーリゾート」までは新幹線とバスを乗り継いで約2時間でアクセス可能

東京駅上越新幹線ホーム

「神立スノーリゾート」までは、新幹線とバスを乗り継いで向かいます。

「神立スノーリゾート」の最寄り駅であるJR越後湯沢駅までは、東京駅発の「上越新幹線Maxとき」に乗車して1時間30分ほどでアクセス可能です。

JR越後湯沢駅構内

JR越後湯沢駅に到着後、改札を出て西口へ。

無料送迎シャトルバス乗り場へ

西口ロータリーを左手に進むと、「神立スノーリゾート」へ向かう無料送迎シャトルバス乗り場があります。

JR越後湯沢駅を出発してから10分ほどで、「神立スノーリゾート」の「GROUND BASE」正面玄関前に到着しました。

JR越後湯沢駅へ向かう無料送迎シャトルバスも「GROUND BASE」のロータリーから運行されています。

「GROUND BASE」には、レストランや更衣室などさまざまな施設が充実

貸ロッカールーム

「GROUND BASE」1階左手にはカフェと男性用更衣室、右手に女性用更衣室があります。

更衣室には、貸ロッカーも完備されています。財布などの貴重品は、撮影をしようとスマホをポケットから取り出した際、うっかりゲレンデに落としてしまう可能性も。紛失や盗難防止のためにも、貴重品は鍵をかけて保管しておきましょう。

パウダールーム

ロッカールームのすぐ隣には、パウダールームも併設されています。備え付けられているドライヤーは全て、強い風の力によって髪の毛を早く乾かせることで人気の「Dyson Supersonic Ionic」。

パウダールームのすぐ目の前には広々としたお手洗いも完備されているので、一箇所で身支度を整えることができます。

「神立スノーリゾート」ではチップ内蔵のICカードリフト券を採用

リフト券売り場

まずは、リフト券を購入するためエレベーターで2階に上がり、右手にあるリフト券売り場へ。

リフト営業開始から16:30まで有効の1日券や2日券、初回ゲート通過から4時間有効の日中4時間券やナイター4時間券、12:00~2:00までたっぷり滑れる午後&ナイター券など、豊富な種類のリフト券が販売されています。

土休日前夜限定で実施されているナイター営業では、翌朝2:00までゲレンデが開放されているため、早朝までたっぷり滑りたいという方はぜひナイターも利用してみてください。

ICカードタイプのリフト券

ちなみに、「神立スノーリゾート」のリフト券は、紙ではなくICチップが内蔵されたICカードタイプ。

リフト乗り場のゲート

リフト乗り場のセンサーにカードをかざすと、ICチップが読み込まれてゲートが開くというものです。

有名銘柄の日本酒も!リフト券ホルダーやネックウォーマーを買うなら「ゲレスポ」で

スポーツショップ「ゲレスポ」

リフト券購入窓口のすぐそばには、ニット帽やリフトホルダーなどの小物アイテムを取り扱う「ゲレスポ」があります。

手袋売り場

手袋やニット帽はレンタルもできますが、せっかくなら自分好みのアイテムを選んでみるのも良いかもしれません。

お土産ショップの「神立米」

「ゲレスポ」の隣にはお土産ショップも併設。「神立スノーリゾート」の敷地内を流れる駒形川の清らかな水で作った「神立米」や、

日本酒コーナー

新潟県の特産品である南魚沼産コシヒカリを原料とした日本酒の有名銘柄「八海山」など、ここでしか買うことのできない名産品やオリジナルグッズも数多く販売されています。

「神立スノーリゾート」を訪れた記念に、自分へはもちろん友人や家族、会社の同僚へのお土産としてもおすすめです。

レンタルショップへはオープン同時に行けば待ち時間も少なくスムーズ

レンタルショップに並ぶスキー客

「ゲレスポ」のすぐ目の前に、スキー板やブーツ、ストックのレンタルショップがあります。

レンタルするときは、ショップの置かれた申込用紙に名前や住所、身長、靴のサイズ、体重を記入。

11:00頃にレンタルショップに行ったのですが、順番待ちのスキー客でごった返していました。

土日や年末年始、スキーのベストシーズンである2〜3月は、連休を利用して訪れる家族連れや学生で混雑することが予想されます。

そのため、レンタルする場合は、お店がオープンに合わせて行くか、もしくは公式ホームページで事前予約をしておくと、受付・精算から貸し出しまでの待ち時間が少なくスムーズです。

昼食をとるならゲレンデを一望できる「レストラン ペガサス」へ

「レストラン ペガサス」前

自分の整理番号が来るまでの間、「GROUND BASE」3階にある「レストラン ペガサス」でお昼ご飯を食べようと思います。

私が指をさしている方向にある白い食券機で食券を購入するのですが、クレジットカードは使えないため、お札と小銭を持っておいた方が良いでしょう。

唐揚げ南蛮定食

私が注文したのは、「レストラン ペガサス」の人気メニュー唐揚げ南蛮定食。サクサクとした食感と、噛むほどにあふれ出すジューシーな肉汁が病みつきになります。

とんかつ定食

ほかにもとんかつ定食、揚げたてのカツを甘辛な醤油ダレにくぐらせた新潟名物「タレカツ丼」、とろける卵と神立米の相性が抜群な「オムハヤシライス」、「醤油らーめん」などバリエーション豊かなメニューが充実。

大勢で食事をするなら、それぞれが違うメニューを頼んでみんなでシェアしながら食べるのも良いかもしれません。

セルフサービスのお味噌汁

また、商品の注文&受け取りカウンターのすぐ横にはセルフサービスのお味噌汁が用意されていて、おかわり自由。

味噌の原料となる大豆のほのかな甘味と優しい味わいが、気持ちをホッと落ち着かせてくれます。

レストランの窓から見える景色

窓際席から、雪が降り積もった一面の雪景色を一望しながらゆっくり食事を楽しんでください。

スキー初心者がターンの練習をしながら滑るなら「ペルセウス」が最適

ゲレンデマップ

スキー用具のレンタルも無事に済ませたところで、ゲレンデに出て滑ってみたいと思います。その前に、リフト券売り場のすぐそばにあるゲレンデマップでコースを確認しておきましょう。

これから滑る「ペルセウス」は中上級者向けのコースではありますが、傾斜が緩くコース幅も広々としているので初心者でも楽しみながら滑ることができます。

リフト乗り場

それでは早速、「GROUND BASE」のすぐ目の前にある「Aリフト」に乗ってゲレンデへ。

「神立スノーリゾート」には、初・中・上級者含めて合計16種類のコースがあるのですが、どのコースへ行くのにも「Aリフト」が起点となります。

リフトに乗ってしばらく山の急斜面をひたすら上り続け……

途中で視界が開けるAリフト

峠を越えると、今度はゆっくりと下りていきます。次第に視界が開け、目の前に突如現れる広大なゲレンデと真っ白な雪景色は圧巻の美しさです。

ただ今日は、ご覧の通りどんよりとした曇り空。吹雪いていないだけまだ良いけれど、晴れていればリフトからの絶景を一望できるんだろうなぁ……。

Cリフト乗り場

ここからさらに「Cリフト」に乗り継いで、「ペルセウス」へ向かいます。

「ペルセウス」のスタート地点

リフトに揺られること4〜5分、ようやく「ペルセウス」のスタート地点に到着したものの、10メートル先が真っ白でこれから滑るコースがほとんど見えない……。

悪天候の場合、リフトに乗って下山することも可能ですが、せっかく時間をかけてここまできたのに滑らず引き返すわけにはいきません。

吹雪で荒れるペルセウスコース

山頂は標高が高い場所に位置しているため、強風と吹雪によって視界が遮られてしまいます。

他の滑走者との接触や衝突が起きる危険性が非常に高くなるため、悪天候のときは、自分の前を滑るスキーヤーやスノーボーダーと一定の距離を保ちながら安全に滑りましょう。

ペルセウスコースの斜面

滑りはじめてすぐは急斜面や道幅の狭いコースが続き、標高が下がるにつれて雪と風も徐々に弱まり、見晴らしの良い眺めが目の前に広がります。

「ペルセウス」は、コースの傾斜がなだらかな場所が比較的多いので、急にスピードが出過ぎる怖さがなく、スキー初心者がターンの練習をしながら滑るのに最適です。

開放感のある広々としたコースをゆっくり滑りながらターンのテクニックを磨きたい!という方は、ぜひ「ペルセウス」を滑ってみてください。

スノーボーダーとスキーヤーが滑るゲレンデ

ちなみに、「神立スノーリゾート」は、スノーボーダーの利用者が多いのも特徴のひとつ。コース脇にできた雪の壁を利用してスピンをしたり、360度カメラを片手に持って撮影しながら滑ったりするスノーボーダーが非常に多いのです。

そのため、転倒したらすぐに起き上がる、前方と後方に滑走者がいないことを確認しながらターンをするなど、スノーボーダーとの衝突が起きないよう十分注意しながら滑りましょう。

翌朝2:00までのナイター営業ならたっぷりスキーを楽しめる

夜の神の湯前

夜のゲレンデの雰囲気も味わってみたいと思い、ナイタースキーをしに再びやって来ました。

ナイターというと、営業時間は長くても22:00頃までのところがほとんど。

しかし、「神立スノーリゾート」では、土休日前夜限定で18:00~翌朝2:00までのナイター営業を実施しているため、思う存分スキーを楽しむことができるんです。

神の湯エレベーターホール

「GROUND BASE」4階から6階には、大浴場や露天風呂を完備した日帰り入浴施設「神の湯」があるほか、足を伸ばして休める仮眠室も併設。「神の湯」や仮眠室は、平日12:00~18:00、土日祝日は24時間営業なので、時間を気にすることなくいつでも気軽に利用することができます。

そのため、日中少し滑って休憩を挟んでから夜のゲレンデを滑走というように、朝から晩まで思う存分スキーを堪能することができるんです。

ただし、レストランは夕方で営業終了してしまうため、ホテルに戻って早めに夕食をとっておいた方が良いかもしれません。

幻想的な景色は圧巻の美しさ!ナイター営業

ゲレンデマップでコースをチェック

ナイターでは、滑れるコースが限られています。リフトに乗る前にゲレンデマップを見て滑れるコースを確認。

初心者でも比較的滑りやすい「プロキオン」、「ベガ」の順番でまわってみようと思います。

夜のリフトからの眺め

夜のリフトからの眺めはこんな感じ。

昼間の爽やかな雰囲気から一変、ライトアップされた夜のゲレンデは幻想的な雰囲気です。

キラキラと光る粉雪

リフトに乗りながら撮影したので分かりづらいかもしれませんが、山の斜面に降り積もったサラサラの粉雪がライトに照らされ何とも言えない美しさです。

風の音しか聞こえない静かな山の中を、頂上に向かって徐々に標高をあげていきます。

スノーパーク

これから滑る「プロキオン」と山麓をつなぐ初心者向けコース「ポルックス」の途中には、ウェーブやボックスを施した「スノーパーク」が用意されています。

「普通に滑るだけでは物足りない!」という方は、パークアイテムを利用してトリッキーな技を取り入れた滑走を楽しんでみるのも良いかもしれません。

「プロキオン」なら初心者でも2,000メートル近いロングランを楽しみながら滑走できる

プロキオンのスタート地点

山麓の「GROUND BASE」を出発してから約10分、ようやく山頂にある「プロキオン」のスタート地点に到着。

このコースは、平均傾斜が12度と緩やかなので、スピードが出過ぎる心配もなく初心者でも安全に滑ることができます。

「プロキオン」の広々としたゲレンデ

コース幅も広く開放感があるため、左右交互にターンを繰り返しながらのびのびと滑走を楽しめます。

ただし、ナイターは日中と違い他の滑走者との衝突の危険が高くなるため注意が必要です。ゲレンデ全体はライトで照らされていますが、夜は周囲が真っ暗で視界が悪くなるためコース上にできた凹凸が見えづらくなります。

日中よりも、滑走中に急停止したりトリックを決めたりする中上級者のスノーボーダーの利用者が多くなるため、怪我をしないよう注意しながら滑りましょう。

ロマンチックな雰囲気を味わえる「ベガ」はカップルのデートにもおすすめ

初心者向け林間コース「ベガ」

滑って下山する場合は、「Aリフト」のすぐ脇にある初心者向け林間コース「ベガ」を利用しましょう。

ここは、初心者レッスンとしても使用されるほど傾斜がなだらかなため、スキーをするのが本当にはじめての人やコースを滑るのは数年振りという人でも安心です。

木々に囲まれた「ベガ」

真夜中に「ベガ」を滑る最大の魅力は何と言っても、コース両脇が木々に囲まれた幻想的な雰囲気の中でスキーを楽しめる点。

ライトに照らされた静かな森の中を滑るというのは、普段はなかなか味わうことのできない貴重な体験です。

ゲレンデ上部に比べて滑走者も少ないため、ライトアップされたコースを背に撮影を楽しんでみてください。

「神立スノーリゾート」は初心者の練習にぴったりなスノーリゾート

幻想的な夜の「神立スノーリゾート」ゲレンデ

早朝までのナイター営業が実施される土休日前夜のみ、「神立スノーリゾート」からJR越後湯沢西口に向かう無料シャトルバスのナイター便が運行されています。

「神立スノーリゾート」は、幅が広く、傾斜がなだらかなコースが比較的多いので、みっちり練習しながらできるだけ長いコースを滑りたいという人におすすめです。コース幅をいっぱいに使ってターンの練習をしながらテクニックを磨いて、満足いくスキーを楽しんでください。

「神立スノーリゾート」が気になる方はこちら!

※この記事の情報(価格や時間など)は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。

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