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しっかりと圧雪されたロングライドコースが魅力の「妙高杉ノ原スキー場」
総面積は90ヘクタール、コース数は17と、規模だけで見れば広大なゲレンデを有するスキー場と比べ少々見劣りします。では「妙高杉ノ原スキー場」最大の魅力はなにか?それは山頂付近からふもとまでほぼノンストップで滑ることができるロングライドコースにほかなりません!
最大滑走距離は8,500メートル!縦に長い地形のスキー場なので、滑り降りるときの標高差は1,000メートル以上になります。ただ長いだけのコースではなく、傾斜や難易度のバランスもちょうど良いと評判です。「これほどまでに完成されたロングコースは他では見られない」と、多数のスキーヤーから絶賛の声もあがっています。
異なる特徴を持つ二つのゲレンデ
ゆるやかにうねる地形が特徴的な緩斜面の初級者向けコース「三田原ゾーン」と、急斜面で変化も激しい中級者以上のコース「杉ノ原ゾーン」の二つのゲレンデに分かれています。いずれも山頂から複数のコースに枝分かれしており、ロングコースを楽しめるのに変わりはありません。
初心者におすすめのコースは「三田原ゾーン」にあるフォレストラインですが、リフトやゴンドラの乗り継ぎの関係上アクセスがあまり良くないのが難点です。ここに辿り着くにはやや難易度の高い連絡コースを通る必要があるため、全くスキーをやったことがない初心者にはちょっと厳しいかもしれません。
コース幅自体はどれも広いので、初心者でも滑ることができるでしょう。要はどのコースを主軸にして滑るかが大切になるということです。逆にある程度慣れてきた初級~中級者クラスのスキーヤーには、大部分のコースで楽しめる満足度の高いゲレンデになります。
また、ある程度天候に左右されますが、山頂からは妙高エリアの山々を一望することができます。新潟に位置するスキー場の中では比較的混雑も少ないので、快適にスキーを楽しみたい人にはオススメ。ゲレンデ施設もキレイに整備されており、過ごしやすさ・居心地の良さに好感を抱くスキーヤーも多いです。
最大傾斜38度の超上級者コースは超スリリング!
腕に自信のある方は、最大傾斜38度を誇る「スーパージャイアントコース」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?数あるコースの中でも最難関との呼び声が高いこのコースは、プロスキーヤーでも恐怖を覚えるほど。「27度の天狗おとし」や「38度の地獄谷」と呼ばれる有名な壁があり、これを難なく滑れるスキーヤーは数少ないでしょう。
天気が良いときには山頂付近から絶景が拝めることもあり、人気のあるコースであることは確かです。急傾斜に加えて未圧雪と相当難易度が高いので、本当に自信がある人だけにしかおすすめできません。
「妙高杉ノ原スキー場」のゲレンデ内にはリーズナブルな飲食街
ゲレンデ内にあるレストランはかなり多く、豊富なバリエーションを楽しむことができます。正統派のゲレンデ食を味わいたいなら「レストラン アリエスカ」がオススメ!
そのほか、三田原ゾーンの中腹に位置する「三田原食堂街」も密かに人気を集める飲食街です。こちらゲレンデとは思えないほどリーズナブルな価格設定のお店が多く、手軽に小腹を満たしたい方にオススメです。
また、ゲレンデの各所にはクレープ店が点在しており、特に第一駐車場そばのクレープは「抜群に美味しい」と大評判です。
「妙高杉ノ原スキー場」周辺は宿泊・観光・温泉巡りも充実!
山のふもとには「杉野沢民宿街」という有名な宿泊街があるため、泊まる場所に困ることはないでしょう。
リゾート施設のようなホテルはありませんが、旅館や民宿、ペンションなど種類はかなり豊富。近くには赤倉温泉街があるため、スキーのあとに温泉巡りや町の観光などをするのもオススメです。
山頂直下型のロングライドを楽しみたい方はぜひ「妙高杉ノ原スキー場」へ!
爽快なロングクルージングを楽しめる「妙高杉ノ原スキー場」の魅力を余すところなくお伝えしました。鉄道で行くにはアクセスがやや不便であることは確かですが、標高差1,000mを一気に滑り降りる爽快なロングライドを味わいたいのならば、それだけでも行く価値は多いにあります!
混雑もほかスキー場と比べてほとんどありません。これからスキーを趣味にするなら、一度は訪れておきたいスキー場です。
日本海側に位置する妙高エリアでは湿気がでることも多く、雪質が重くなることもあるため、行くなら1~2月のベストシーズンを狙うのがオススメ!総じて滑り慣れている中級者以上のスキーヤーには特におすすめのスキー場と言えるでしょう。
※この記事の情報(価格や時間など)は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。