北は北海道から南は九州の佐賀県まで、日本全国には数百箇所ものスキー場があります。スキー場の多くは、長野県や新潟県、北海道といった積雪の多い地域に集中していますが、他の都道府県にもたくさんあるのです。今回は、スキー場が多い都道府県をランキングでご紹介します。
第1位 長野県(85箇所):ロングシーズン楽しめるスキー場が満載
スキー場が多い都道府県ランキング第1位は、一大スノーリゾートとして知られる長野県。白馬、志賀高原、軽井沢エリアを中心に、「志賀高原焼額山スキー場」「HAKUBA VALLEY 白馬八方尾根スキー場」をはじめ、大小80箇所以上のスキー場があります。
スキー場周辺は、標高3,000メートルを超える山々に囲まれていることから、気温が低く豊富な雪に恵まれています。そのため、長いところでは5月上旬まで長い間スキーを楽しむことができるのです。また、ゲレンデ最上部は、高い標高に位置し視界を遮るものがないため、眼下に広がる山々の大絶景を一望しながらスキーを楽しめます。
長野駅周辺には、ニホンザルが気持ちよさそうに温泉に浸かる様子を間近で見られる「地獄谷野猿公苑」や、重要文化財のひとつ「善光寺」など、文化や歴史を堪能できる魅力的な観光スポットも満載です。
リゾートホテルや温泉宿もたくさんあるため、数日間宿泊してスキーと観光の両方を堪能することも可能です。
「志賀高原 焼額山スキー場」が気になる方はこちら!
第2位 北海道(51箇所):パウダースノーの聖地!スキーヤーを魅了するスキー場が充実
続く第2位の北海道は、パウダースノーの聖地として世界中のスキーヤーに愛されている一大スノーエリア。4つのスキー場が隣接する「ニセコ」をはじめ、30種類以上のコースを楽しめる「ルスツリゾート」、6,000メートルのロングランが魅力の「サッポロテイネ」など、合計51箇所のスキー場があります。
地域によって差はあるものの、真冬の2月はマイナス20度以上、積雪2メートルを超えるところも多いことから豪雪地帯に指定されています。こうした気候を生かし、北海道勇払郡の「星野リゾート トマム スキー場」では、期間限定で氷の街「アイスヴィレッジ」も開催されます。すべて氷でできたカフェやバー、ホテル、教会、スケートリンクなどが設置されているのです。スキーのあとはライトアップされた氷の街でロマンティックな夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?
星野リゾート トマム スキー場の詳細情報はこちら
第3位 新潟県(48箇所):スキーレッスンが充実!
第3位の新潟県は、「GALA湯沢スキー場」「かぐらスキー場」「舞子スノーリゾート」をはじめ、合計48箇所のスキー場があります。新潟県には上越新幹線の停車駅から近いスキー場が多く、首都圏から日帰りで行けるのが魅力。
「GALA湯沢スキー場」は、ゲレンデ麓のスキーセンターとガーラ湯沢駅が直結しているため、面倒な乗り換えがないため観光客に人気。重たい荷物を持って慣れない雪道を歩く大変さがないのは、観光客にとって嬉しいポイントですよね。また、外国語でのスキーレッスンをしていることから、外国人観光客の姿も目立ちます。
また、新潟県は日本有数の米どころとしても知られるエリア。日本酒やご飯の美味しさには、定評があります。
しかし今回、オススメしたいのは、新潟県名物へぎそば。コシの強い麺とダシのきいた麺つゆの相性は抜群です。新潟に行ったら、ぜひ食べてみてください。
第4位 群馬県(22箇所):日本三大名泉「草津温泉」で湯めぐりも楽しめる
群馬県には、「たんばらスキーパーク」「水上高原スキーリゾート」「草津温泉スキー場」など、合計22箇所のスキー場があります。
どのスキー場からも、「白根山」「浅間山」「武尊山」など標高2,000メートルを超える山々の絶景を一望できる圧巻のパノラマビューが楽しめます。美しい雪景色を眺めながら、のんびりとスキーができるでしょう。
また、多くのスキー場は雪深い山奥に位置していることから、ベストシーズンの1~2月にはマイナス9度まで気温が下がり、多い地域では2メートル以上もの積雪を観測。春先まで雪が残れば、暖かい春の日差しを浴びながら、のんびりと春スキーを堪能できます。
群馬県といえば、日本三大名泉「草津温泉」があることで知られる人気の観光地。「草津温泉スキー場」からは、温泉街行きの無料シャトルバスも運行されています。湯畑を中心に、15箇所以上の外湯が設置されています。スキーをたっぷり楽しんだあとは、温泉に浸かって旅の疲れを癒してみてください。
草津温泉スキー場の詳細情報はこちら
第4位 岐阜県(22箇所):奥美濃エリアと飛騨エリアにスキー場がたくさん!
群馬県と並んでスキー場が多い岐阜県には「スノーウェーブパーク白鳥高原スキー場」「高鷲スノーパーク」「めいほうスキー場」「ダイナランド」など、22箇所ものスキー場があるんです。
スキー場は、石川県や福井県などの豪雪地域に近い奥美濃エリアと飛騨エリアに集中し、場所によっては2メートル近い積雪が観測されることも。あたり一面が雪に包まれたゲレンデで、のびのびとスキーを堪能してください。
西日本エリア最大級の規模を誇る「高鷲スノーパーク」には、最大傾斜40度の「チャンピオンコース」や2,300メートルのロングランが気分爽快な「エキサイティングBコース」など、ふかふかの雪を存分に味わえるコースが豊富に用意されています。
スキー場が集まるエリアに滞在して、複数のゲレンデを渡り歩いてみては?
国土の70%を山地が占める日本には、魅力的なスキー場がたくさんあります。一言にスキー場といっても、個性豊かでそれぞれ特色があるので、自分のお気に入りを探してみるのも楽しいかもしれません。スキー場の周辺には、温泉街や地元名物を食べられる名店も数多くあるため、温泉巡りや名物グルメ、観光スポットも堪能してください。
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