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国定公園内にある「網走レークビュースキー場」
網走レークビュースキー場は、北海道東部の網走市にあるスキー場です。スキー場は、「網走国定公園」内のほぼ中央に位置しており、豊かな自然が自慢です。網走市が経営する、網走レークビュースキー場の詳細をみてみましょう。
初級から上級までバランスの良い全7コース
スキー場には、初級者から上級者までが楽しめる6本のコースと、ソリ専用のソリコース1本が設置されています。ゲレンデ中央・上級者用の「第2コース」は斜面変化に富んでおり、腕試ししたい上級者には滑りがいのあるコースとなるでしょう。
また、中級者用の「第3・4コース」はいずれも林間コースです。平均斜度はそれぞれ10度・11度と緩めなので、中級者なら心地良く滑走を楽しめます。
初級用の「第1・5・6コース」は、なだらかな斜面が続くコースです。徹底的に練習したい初級者は、コース幅にも余裕がある第1コースを目指すと良いでしょう。
ソリコースはゲレンデ下部に設けられていますが、ゲレンデトップの第6コースもなだらかでソリ遊びにはぴったりです。他のコースから独立しているので、小さな子どもも安心して遊べるでしょう。
雪質だけじゃない「網走レークビュースキー場」の魅力
網走レークビュースキー場は、北緯44度と国内でも高緯度のスキー場です。ゲレンデコンディションが良く、なだらかなコースが多いため、子ども連れでも十分楽しく遊べます。
こぶが少なく粉雪が楽しめるコース
スキー場内のコースは斜度や幅こそ異なりますが、いずれもこぶが少なくフラットなのが特徴です。不安定なこぶ斜面は難易度が高く、コブだらけのコースを滑りにくいと感じる人は多いのではないでしょうか。網走レークビュースキー場はこぶが少ないため、安定した滑りを楽しめるのです。初級者でも練習を重ねれば、全コース制覇できるでしょう。
また、ゲレンデ内に積もる雪は、良質なパウダースノーです。湿気が少なくサラサラしているので、板を雪の上に乗せた瞬間から雪の違いを実感できるはず。他のスキー場では味わえないような、なめらかな加速やターンをぜひ体験してみましょう。
レンタルはスキーやスノーボードのセットとソリ
スキー場ではスキー・スノーボードセットのほか、ソリや単品アイテムの貸し出しも行っています。重たいアイテムを持って移動するのは大変なので、到着後すぐにゲレンデ下部の「山麓ロッジ」へ行って、レンタルを利用するといいでしょう。ただし、ウェアなどの小物の貸し出しは行っていませんので、帽子や手袋などの小物類はあらかじめ自分で揃えて出かけましょう。
頂上からは知床連山や流氷が見える日も
網走レークビュースキー場の魅力の1つが、ゲレンデトップからの眺望の良さです。網走湖や能取湖のほか、晴れた日には知床連山まで見えます。絶景を見ながらの滑走は爽快で、何度も滑りたくなるでしょう。
また、オホーツク海に面した場所にあるため、流氷が見える日もあります。流氷とは、波で割れた氷の破片です。ロシア領・シャンタル諸島付近にあるアムール川からやってくるといわれており、日本ではオホーツク海側でしか見られません。オホーツク海ならではの絶景を見たい人は、タイミングを流氷に合わせ、1月下旬~3月に来場すると良いでしょう。
軽食メニューも充実「網走レークビュースキー場」のレストラン
レストランや売店はゲレンデ下部のセンターハウス・山麓ロッジにあります。カフェテリア式のレストランにはゲレンデらしいメニューが揃っているので、こちらに足を運びましょう。
山麓ロッジ内のレストランで食べよう
山麓ロッジ内のレストランは、事前に食券を購入して食事を受け取るスタイルです。メニューにはラーメン、うどん、そばといった体が温まるものから、カレーライス、豚丼など食べ応えあるものまで、豊富に揃っています。また、あんまん、肉まん、フライドポテト、シュークリームなど、軽食メニューも豊富。しっかり食べたい人から軽く済ませたい人まで、満足のいく食事ができるでしょう。
網走レークビュースキー場へのアクセス
網走レークビュースキー場の最寄り駅には「呼人駅」「網走駅」がありますが、それぞれの駅からスキー場までは車で10分ほどかかります。スキー場には駐車場も完備されていますし、車で来場した方が便利でしょう。スキー場までのアクセス方法を紹介します。
車を利用の場合
札幌方面から車を利用するなら、北海道中央自動車道を利用して、旭川北I.C.で下ります。その後国道39号線を網走方面に200キロメートルほど進めば、スキー場に到着です。札幌市内からはおよそ4時間30分〜5時間かかります。
駐車場はセンターハウスの近くに1カ所、山頂付近に1カ所の計2カ所です。いずれも24時間無料で、それぞれ山麓に150台、山頂に278台分のスペースが確保されています。
最寄りバス停は3つ
ゲレンデに近いバス停は「観光ホテル前」「網走観光前」の2つで、いずれもゲレンデまで730メートルほどで、所要時間は徒歩約15分です。
また、もう1つの「網走湖荘」バス停を利用すると、ゲレンデまで約900メートル、所要時間は徒歩約12分かかります。ゲレンデからは若干遠くなりますが、スキー前後に網走湖荘に宿泊するなら、こちらのバス停が便利でしょう。
網走レークビュースキー場周辺の宿泊施設
ゲレンデオープンからクローズまでしっかり楽しみたい人は、スキー場周辺に宿をとってみてはいかがでしょうか。スキー場と同じ網走市内にある宿泊施設を紹介します。
天都の宿 網走観光ホテル
「天都の宿 網走観光ホテル」は、スキー場から車で約4分の場所にあります。アクセスの良い網走観光ホテルは、眺望の良い露天風呂と美味しい料理が好評です。総部屋数は93室ありますが、洋室・和洋室は27室しかないため、洋室を希望するなら事前に確認しておいた方が良いでしょう。
自慢の温泉は3階と5階に設置されており、美しい網走湖が良く見えます。スキーやスノーボードで疲れた後も、温泉でほっと一息つけるでしょう。
夕食では網走を代表するズワイ蟹・あぶら蟹を使った「かに御膳」か、とろけるような食感の知床牛を使った「知床牛づくし」のどちらかを選べます。オホーツクならではの食材を使ったメニューは、ここでしか味わえないと人気です。
天都の宿 網走観光ホテル
住所:北海道網走市呼人23番地3
ホテル網走湖荘
「ホテル網走湖荘」は、車で5分、徒歩なら15分ほどの場所にある老舗ホテルです。温泉は、男女それぞれに大きな内風呂1つ、小さな内風呂2つ、露天風呂、大きめのサウナが設置されており、ゆったりした造りです。家族や仲間だけで楽しみたい人には貸切家族風呂もあるので、予約しておくと良いでしょう。
また、自慢の料理は季節ならではの旬の食材が供されます。一般メニューの5つに加えて、特別料理「蟹づくし」も用意されているので、どれを選ぶか迷ってしまうかもしれません。
総部屋数は153室と多く、6タイプの部屋が用意されています。いずれの部屋も通常のホテルよりも広めに設計されているので、ゆったりした滞在を楽しめるでしょう。
ホテル網走湖荘
住所:北海道網走市呼人78
「網走レークビュースキー場」でスキーも観光も満喫
網走レークビュースキー場は、網走国定公園内にあるスキー場です。コンパクトながらも十分に楽しめるコース内容で雪質も高いので、初級者から上級者まで、満足のいくスキーやスノボを楽しめるでしょう。ゲレンデを降りて少し行けば、温泉自慢の宿もあります。アフタースキーではオホーツクの美食や温泉で、スキー疲れを癒してみてはいかがでしょうか。もちろん、網走観光と合わせて楽しむのもおすすめです。
※この記事の情報(価格や時間など)は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。
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網走レークビュースキー場 北海道
コース | 7 |
リフト | 1 |
最長滑走距離 | 1,100 m |
最大斜度 | 22 ° |