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最高クラスの雪質「アスピリンスノー」を味わえるのはココだけ!
北緯40度・北向きの斜面という恵まれた環境にある安比高原スキー場。山頂の標高が1,300m超えと高く、気温も極めて低い地域なので、安定した積雪と抜群の雪質を誇っています。
安比高原の雪は「アスピリンスノー」と称されており、水分が極めて少ないのでサラっとしています。水を加えないと雪玉にすることも難しいほど良質の雪!これを本州で味わえるのです。
積雪量が豊富で、多くのスキーヤーが滑った後でもコースが崩れることが少ないのも魅力。「北海道に匹敵するふわふわのパウダースノーを味わえる場所」と言っても過言ではないでしょう。
大スケールのゲレンデを楽しむ
ゲレンデの総滑走距離はなんと43,100m!最長滑走距離5,500mと、とにかく広大!日本でこれだけ大規模なスキー場は、ほかを探しても数えるほどしかありません。雪質良し・メンテナンス良し・コース良しと三拍子揃ったゲレンデです。
コース数は、全21本とかなり多め。一つひとつのコースが丁寧に作りこまれており、その多くがロングコースであるのも魅力です。きちんと圧雪されたバーンはストレスなく快適に滑れると大評判!雪質の良さも相まって「ワンランク腕をあげたような錯覚に陥る」という声も聞かれます。
コース難易度は高めなので、全くの初心者が滑り始めるには少し怖いかもしれません。初心者や初級者には頂上から麓まで5,500mのロング滑走ができる「ヤマバトコース」がおすすめ。本格的に滑る前の肩慣らしをする方にもちょうど良いでしょう。
安比の雪質を体感したい中〜上級者は、西森ゲレンデ・セカンドゲレンデ・ザイラーゲレンデなどに広がる極上の非圧雪コースへ。降雪後でなければ、「第2ザイラーコースA」などはハードなコブ斜面となっています。
コース設備も充実!
ゲレンデ内の移動はかなりスムーズです。麓から延びる安比ゴンドラに乗って前森山山頂まで行けば、多くのコースにたどり着けるため、頂上に行ってから気分によって滑るコースを決めることができます。
コース選択の自由度を上げるリフトも設置されています。ゴンドラやリフトは混雑が少なく、快適に山頂まで辿り着けるとの声が大多数です。山頂から何度もロングコースを滑るも良し。リフトを駆使してお気に入りのコースを滑るも良し。コース選択が容易で滑りやすいスキー場です。
天候チェックと防寒準備は入念に
雪質の良さと比例するように、シーズン中は吹雪が吹くことも頻繁にあります。必然的に視界も悪くなりますが、コースは広く分岐も分かりやすいため、それほど問題はありません。一番注意したいのはやはり寒さ。急な吹雪などを見越してベテランスキーヤーの多くは完全防寒で滑っています。いつ吹雪が来てもいいように、防寒準備をしておきましょう。
ゲレンデの豊富な食事メニューも大評判!
通のスキーヤーからは「ゲレンデ食の安比」と評価されるほど、ゲレンデの食事が美味しいと大評判です。ラーメン・カレー・ピザ・盛岡冷麺・牛串焼き・たこ焼きなどバリエーションは非常に豊富。岩手県内で人気のクレープキッチンカーも出店しています。
安比リゾートセンター「リトルラビット」は、モーニングに始まり、クラフトビールを飲みながらバーの気分まで味わえるレストラン。ANAクラウンプラザホテルタワー2階では、「美麗華」で本格的な中華料理も楽しめます。ゲレンデ中腹に位置する「レッドハウス」では、辛口南部ラーメンや八幡平ポークソースカツ丼のほか、伝統のおしるこもぜひ食べていただきたい一品です。
これだけゲレンデの食事メニューが豊富で絶賛の声があるゲレンデも珍しいでしょう。訪れたら色々味わってみることをおすすめします。
首都圏からのアクセスに優れた立地
アクセスは、東北道松尾八幡平ICから車で約15km。鉄道で行く場合、盛岡駅から岩手県北バスで約1時間です。東京駅からは最短3時間30分程度で到着可能で、距離の割にアクセスは良いゲレンデと言えます。
いわて花巻空港からも路線バス「APPIエアポートライナー」が運行しています。こちらの所要時間は約1時間20分。本数は少ないものの、名古屋や大阪からの発着便に合わせて運行しているので、飛行機を使っていわて花巻空港から行く場合は、運行時間をチェックしてみてください。
さらに、期間限定で八幡平エリアへのバスも運行されます。下倉スキー場や八幡平温泉郷などを巡回するバスを利用すれば、車がなくても安比・八幡平の周遊が可能です。
ゲレンデサイドには便利なホテルが多数
セントラルゲレンデ麓には、2022年に開業した3つのリゾートホテルが建っています。ひとつ目は、ラグジュアリーなホテル「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」です。ゲレンデビューの客室は、専用ルーフガーデンと檜風呂付き。贅沢なひとときを過ごせる空間です。
ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート
所在地:岩手県八幡平市安比高原
ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート公式サイト
「ANAクラウンプラザリゾート安比高原」は、長年、安比高原のランドマークとして知られたホテル安比グランドがリブランドされてオープンしたホテル。2棟あるホテルの客室は16タイプ・全403室。大浴場のほか、温水プール、アスレチックジムなど幅広い客層が満足できるサービスが揃っています。
ANAクラウンプラザリゾート安比高原
所在地:岩手県八幡平市安比高原
ANAクラウンプラザリゾート安比高原公式サイト
「ANAホリデイ・インリゾート安比高原」は、温泉施設に隣接した「温泉棟」と、ゲレンデに直結した「ヒルズ棟」の2棟からなるホテルです。東北最大級の露天風呂がある安比温泉白樺の湯には、岩風呂・寝風呂・壺風呂が配され、白樺林や月を眺めながらゆったりと過ごせます。バラエティ豊かな客室には和洋室タイプもあるので、家族やグループで過ごすのにもぴったりです。
ANAホリデイ・インリゾート安比高原
所在地:岩手県八幡平市安比高原
ANAホリデイ・インリゾート安比高原公式サイト
ご紹介したホテル以外にも周辺に宿泊施設が豊富にあるので、宿の選択肢はかなり豊富です。
本州で最高レベルの雪質を味わえるスキー場は貴重
安比高原スキー場は、北海道に匹敵するレベルの雪質が味わえるだけでなく、ゲレンデの規模・メンテナンスの精度・アクセスの良さも本州ではトップクラス。2022年に開業した3つのリゾートホテルもあって、リゾート派も目が離せないスキー場となっています。ゲレンデ食や温泉も充実したスキー場で、リゾートステイを満喫してください!
※記事内の情報は掲載当時(2022年12月27日)のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。
関連するスキー場
安比高原スキー場 岩手県
コース | 21 |
リフト | 7 |
最長滑走距離 | 5,500 m |
最大斜度 | 34 ° |