目次
- いざ越後湯沢へ!「湯沢高原スキー場」は東京から上越新幹線で1時間30分の好立地
- さまざまなスキー場へアクセスできる!無料送迎シャトルバスが充実
- 「湯沢高原スキー場」でスキーを満喫するならリフト・ロープウェイ券の購入が必須
- レンタルしたスキーアイテムは他の利用者のものと取り違えないように注意
- 初心者が最初に滑るならスキーヤー専用の「ファミリーゲレンデ」がおすすめ
- 世界最大級166人乗りのリフトに乗ってゲレンデ上部の「高原エリア」へ
- ホワイトアウトで視界が悪いときはスピードを落としてゆっくり安全に滑ろう
- 展望レストラン「エーデルワイス」で食事をするなら、「もち豚カツカレー」がおすすめ!
- 薪釜で焼いたピザが絶品! イタリアンレストラン「アルピナ」
- ファミリーでスキー旅行を楽しむなら「湯沢高原スキー場」へ!
いざ越後湯沢へ!「湯沢高原スキー場」は東京から上越新幹線で1時間30分の好立地
「湯沢高原スキー場」までは、新幹線とバスで移動します。東京駅発の「上越新幹線Maxとき」に乗車し1時間30分ほどでJR越後湯沢駅に到着。そこからさらに、スキー場最寄り駅の越後湯沢駅から運行されているバスを乗り継いで「湯沢高原スキー場」へ向かいます。
JR越後湯沢駅に到着したら改札を出て東口に進み、
バスロータリー中央、④と書かれた乗り場から出ている無料送迎シャトルバスに乗車します。ここから「湯沢高原スキー場」までは、バスでわずか2分。
外は雪が降っていて寒いので、バスが発車する時間まで駅構内にある越後のお酒ミュージアム「ぽんしゅ館」に立ち寄ってみるのも良いかもしれません。「ぽんしゅ館」は、へぎそばや味噌、醤油といった新潟県の特産品が豊富に取り揃うお土産ショップです。
「ぽんしゅ館」の入り口すぐ右手には唎き酒体験コーナーが併設されています。新潟県内で造られた日本酒やワイン、梅酒など合計150を超える銘柄の中から、5種類のお酒をリーズナブルにテイスティングすることができるんです。
一度にたくさんの日本酒を飲める貴重な場所なので、お酒好きの方はぜひ訪れてみてください。気に入ったお酒は、唎き酒体験コーナーのすぐそばで購入できるので、家族や友人へのお土産にもおすすめです。
お酒の飲み比べやお土産選びをしているうちにバスの発車時刻10分前になったため、東口バスロータリーへ向かいます。
「湯沢高原スキー場」へ向かうバスは、1日に27本運行されています。
私が指を差している場所が「湯沢高原スキー場」へ行く④の乗り場です。屋根がないので少しわかりづらいかもしれません。
さまざまなスキー場へアクセスできる!無料送迎シャトルバスが充実
無料送迎シャトルバスに揺られること2分、「湯沢高原スキー場」のロープウェイステーション1階ロータリーに到着。
ロープウェイステーション前の玄関からは、近隣の「NASPAスキーガーデン」「GALA湯沢スキー場」へも行ける無料送迎シャトルバスが運行されています。1日に複数のスキー場を回って色んなコースを楽しみたい方は、このバスを利用してみてください。
「湯沢高原スキー場」でスキーを満喫するならリフト・ロープウェイ券の購入が必須
「湯沢高原スキー場」では、ゲレンデ上部の高原エリアへ行くリフト・ロープウェイと、山麓のスノープレイワールドエリア(旧布場エリア)で使える2種類のリフト券を販売しています。エレベーターでロープウェイステーションLBに上がると、すぐ右手にリフトチケット購入窓口があります。
リフト券を買うときに注意したいのが、「プレイワールド(旧布場エリア)」のリフト券は山麓にある限られたエリアでしか利用できないという点。「高原エリア」の中上級者コースやレストランを利用したい方は、必ずリフト・ロープウェイ券を購入しましょう。
ちなみに、リフト券は営業開始~13:00の午前券、12:00〜17:00の午後券、10:00~15:00利用可能な5時間券、営業終了17:00まで使える1日券などが用意されています。
レンタルしたスキーアイテムは他の利用者のものと取り違えないように注意
リフト券の購入が済んだら、次はスキーアイテムのレンタル。窓口の斜め向かいには、スキー板やウェア、ストック、ブーツのレンタルブースがあります。
申し込み用紙にスキーレベル、足のサイズ、身長、体重を記入してカウンターでの受付終了後、フィッティングを行います。
窓口でスタッフから渡される用紙には、レンタルしたアイテムの管理番号が記入されているため、他の人のものと取り違えるというトラブルもなく安心。
「湯沢高原スキー場」では、スキーやスノーボードスクールが充実しています。スキーレベルや人数に応じて、プライベート、グループ、キッズというようにクラスが分かれているため、初心者はもちろんテクニックを磨きたいという方におすすめです。
また、外国人スキーヤー向けのレッスンも実施されています。レンタルと同じフロアには、外国人スキーヤー向けのレッスン受付窓口「Ski and Snowboard School」が併設されていて、窓口での申し込み手続きやレッスン中のやりとりは、インストラクターと英語でコミュニケーションを取れるため、外国人の方も言葉が通じず意思疎通がとれないという不安もありません。
初心者が最初に滑るならスキーヤー専用の「ファミリーゲレンデ」がおすすめ
ゲレンデに出る前にコースを確認。私はスキーが大好きですが上手に滑れる自信がないので、初心者コースが集中している山麓の布場エリアから滑ろうと思います。
それでは早速、ロープウェイステーションを出てすぐ目の前のファミリーリフトに乗り、コースへ向かいます。
リフトに乗って3分ほどで「ファミリーゲレンデ」のスタート地点に到着。最初に滑るのは、足慣らしにも最適な初心者用の「ファミリーゲレンデ」です。
コース距離は240メートルと短いものの、目線と同じ高さの位置にロープウェイステーションが見えるくらい標高が低く傾斜がなだらかなので、スピードが出すぎるという怖さもありません。
「ファミリーゲレンデ」は、コース幅がとても広いのも特徴のひとつ。滑るのがはじめてという初心者や子ども、スキーをするのが久しぶりで滑りに自信がないという人が、ターンをしながら練習をするのに最適です。
さらにこのコースは、スノーボーダーの全面滑走を禁止しているスキーヤー専用のゲレンデ。ターンのリズムが微妙に違うスノーボーダーと衝突する危険が少ないため、小さな子どもや初心者がゆっくり練習をしながら滑るなら、断然このコースがおすすめです。
また、「ファミリーゲレンデ」のゴール地点には、親子で遊べる雪遊び広場「布場スノーランド」があります。
スノーランドには、ペダルのついていない自転車でコースを駆け降りるスノーストライダーや、スノーモービルに引っ張られながらゲレンデを滑走する雪上バナナボートなど、子どもから大人まで楽しめるアクティビティーが充実。
雪遊びとスキーの両方楽しみたいファミリーは、高原・布場共通スノーランド利用券+ロープウェイ利用券のセット券「スノーエクスペリエンス」がおすすめです。
遊んでいる途中でお腹が空いたら、「布場スノーランド」から50メートルほど歩いた場所にある食堂で昼食をとりましょう。
魚沼産コシヒカリ100%の炊き立てのお米を堪能できる親子丼やカレーライスなど、地元の特産品を味わえる食事メニューが豊富に用意されています。
世界最大級166人乗りのリフトに乗ってゲレンデ上部の「高原エリア」へ
「ファミリーゲレンデ」で練習をして滑り慣れてきたところで、中上級者コースがある「高原エリア」へ行ってみようと思います。
「高原エリア」に行くには、ロープウェイステーション2階から運行されている、世界最大級166人乗りのロープウェイに乗車。
ロープウェイは、8:40〜16:20までの間、20分間隔で1時間に3本運行されています。
「ファミリーゲレンデ」で滑る前に発車時間を確認しておけば、待ち時間もなく少しでも長くスキーを楽しめますね。
山麓と山頂を結ぶ全長1,300メートルの巨大なロープウェイの窓からは、湯沢町の雪景色を楽しめます。晴れた日にはさらに美しい山々の絶景を見られるそうなのですが、曇り空なのが残念……。
ホワイトアウトで視界が悪いときはスピードを落としてゆっくり安全に滑ろう
ロープウェイに乗り7分、パノラマステーション(山頂駅)に到着。
ここからさらに「コスモスペアリフト」に乗って、初心者向け「コスモスコース」へ向かいたいと思います。
ようやくコースに着いたのですが、強烈な吹雪でこれから滑るコースがよく見えません……。このような状況の場合、吹雪や濃霧で視界が遮られているため、自分の前を滑るスノーボーダーやスキーヤーとぶつかる危険性が高くなります。
他の滑走者との距離を十分に取りながら、スピードを落としてゆっくり滑りました。大人数で滑る場合は仲間とはぐれないよう、一定の距離を保ちながら滑りましょう。
展望レストラン「エーデルワイス」で食事をするなら、「もち豚カツカレー」がおすすめ!
「コスモスコース」の中腹までやって来ると、レストラン「エーデルワイス」を発見。1階が休憩スペース、2階がレストランになっています。
ここは、建物に入って左手にある休憩スペース。滑り疲れたら、外にある自動販売機で飲み物を買ってひと休みしましょう。天気さえ良ければ、ベンチに座りながら窓の外に広がるパノラマビューを楽しめます。
休憩スペースの外にはお手洗いも併設されています。
スキー場では、山麓のスキーセンターやゲレンデ内のレストランなど、トイレに行ける場所とタイミングが限られてしまうため、休憩や食事の時に行っておいた方が安心です。
現時点で滑ったコースは2本だけなのでまだまだ体力的には余裕があるものの、レストランが混む前に食事の時間にしたいと思います。
レストラン入り口の食券機でチケットを購入するのですが、利用できるのは現金のみ。お腹が空いているのに手持ちの現金がなくてご飯を食べられない、なんてことにならないように現金も持っておきましょう。
私が注文したのは、「エーデルワイス」の人気メニュー「もち豚カツカレー」。もち豚とは、キメが細かく口どけの良い食感が特徴の新潟県のブランド豚です。
噛むほどに溢れ出す肉汁ジューシーなもち豚と、スパイスのきいたカレールーのコンビネーションが絶妙で、滑り終えたあとの疲れも吹き飛びます。カレーのほかにも、冷えた体を温めてくれる「特製醤油ラーメン」、「窯焼きピッツア」など空腹を満たすメニューが充実しています。
晴れていれば、越後三山のひとつである八海山や日本百名山に選ばれている巻機山の絶景を一望しながら食事を楽しめます。
薪釜で焼いたピザが絶品! イタリアンレストラン「アルピナ」
「コスモスコース」のゴール地点付近には、絶品ピザで知られるイタリアンレストラン「アルピナ」もあります。
定番のマルゲリータや国産ロースハムとチーズの包み焼きなど、本格的なピザを味わえます。薪窯を使い500度近い高温で一気に焼き上げた熱々のピザは、外はサクサク中はしっとりもちもちで、一度食べたら病みつきになるほどの美味しさです。
ピザ以外にも、魚沼産のまいたけをふんだんに使ったきのこのミートソース、窯焼きソーセージ、新潟県の地酒などさまざまななメニューが豊富に用意されています。
パノラマステーション(山頂駅)からコースを滑って山麓へ戻るルートは、イタリアンレストラン「アルピナ」隣の「コマクサコース」と、手前にある「スズランコース」の2箇所。
「コマクサコース」は、コース幅が狭く急傾斜が続く上級者用の下山コースなので、初心者が滑って下りるなら傾斜がなだらかな「スズランコース」がおすすめです。
ただ、今日はご覧の通りの悪天候。最悪の場合は遭難の危険もあるため、安全のため行きで乗車したロープウェイで下山することにします。
下りロープウェイの時刻表はこんな感じです。最終が17:00なので、乗り遅れないように注意しましょう。
ロープウェイの発車時刻までまだ少し時間があったので、インフォメーションカウンターの向かいにある「雲の上のカフェ」で買ったクレープを食べながら、ベンチに座って小休止。
滑り疲れた体にチョコレートの優しい甘さが染み渡ります。幸せ……。
「雲の上のカフェ」では、ふわふわの雪をイメージした雪だるまクレープをはじめ、チョコバナナクレープ、鶏の唐揚げをクレープで包んだ「とりからロール」など、定番から変わり種まで数十種類のクレープを販売。ここは、クレジットカードでも支払いができるので、現金がなくても問題ありません。
ファミリーでスキー旅行を楽しむなら「湯沢高原スキー場」へ!
「湯沢高原スキー場」は、小さな子どものいる家族や初心者が快適にスキーを楽しむことができるおすすめのスキー場です。今回は時間に間に合わず行くことができませんでしたが、ロープウェイステーション2階には日帰り入浴ができる「コマクサの湯」も併設。温泉に入るだけで体の疲れが取れて気分もすっきりするので、滑り終えたあとはぜひ立ち寄ってみてください。
何時間も滑り続けていたら、吹き付ける風と雪で指先の感覚がなくなるほど冷え切ってしまうため、ニット帽やネックウォーマー、手袋などの防寒対策を万全に、思う存分スキーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※この記事の情報(価格や時間など)は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。
関連するスキー場
湯沢高原スキー場 新潟県
コース | 8 |
リフト | 7 |
最長滑走距離 | 5,000 m |
最大斜度 | 28 ° |