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ニセコモイワスキーリゾートのゲレンデの特徴
ニセコモイワスキーリゾートは、ニセコ連峰の主峰「ニセコアンヌプリ」の西南にある「モイワ山」に展開するスキー場です。標高330~800メートル・最大斜度35度のゲレンデには、自然地形をそのまま利用した、バリエーション豊かなコースが揃っています。ニセコ一帯に広がるビッグゲレンデと比較すると利用者は少なめで、穴場的存在のスキー場といえるでしょう。
豊富な積雪量と極上のドライパウダー
ニセコ周辺は世界でも2番目に降雪量が多い地域と言われています。シーズン中のゲレンデは常に豊富な雪量があり、ゲレンデコンディションは抜群です。またその優れた雪質も、訪れるスキーヤーを感動させます。冬季のニセコ周辺は北風が山を越えて雪を運んでくるため、乾燥した雪が降るのが特徴です。降り積もった雪は、雪玉にならないほどサラサラのドライパウダーです。これほどの極上パウダースノーが楽しめるスキー場は世界的にも少ないため、国内外から多くのスキーヤーやスノーボーダーが来場します。
初心者から上級者まで満足できる8コース
ゲレンデには、8つのコースと3基のリフトが設置されています。初心者なら、整備された緩斜面に広がる「妖精の森」「ファミリー」の各コースから滑り始めましょう。
雪に慣れた中級者には3つのコースが用意されています。自然の中をのんびり走るなら「林間コース」、ロングクルージングを楽しみたいなら「スカイコース」、起伏に富んだ斜面を攻略するなら「メインバーン」がおすすめです。
また、上級者なら「ジャイアントコース」「白樺コース」で非圧雪の滑走に挑戦してみてはいかがでしょうか。特に平均斜度24度のジャイアントコースは難易度が高く、スリル満点の滑走を味わえます。このほか大会が行われる「エキスパートコース」も時期によっては非圧雪コースになります。レベルに合わせて、マイペースにゲレンデでの滑走を満喫してください。
ニセコモイワスキーリゾートの魅力
ニセコモイワスキーリゾートは、「ニセコグランヒラフ」「ニセコビレッジ」といったビッグゲレンデとは沢を挟んで離れています。ツアーパックの団体客等が大挙して押し寄せることも少ないため、落ち着いた雰囲気の中でスキーやスノーボードに集中したい人には最適なスキー場です。ニセコモイワスキーリゾートの特徴をさらに詳しく紹介します。
大自然の中を滑る林間コースとスカイコース
先ほど、中級者向けのコースとして紹介した、「林間コース」と「スカイコース」は、モイワスキーリゾートならではの大自然を堪能できるコースです。「林間コース」はゲレンデ斜面向かって左側に展開しており、木々の間を滑ります。全長300メートル、最大斜度20度のこのコースを早朝に滑走すれば、ニセコの野生動物とも遭遇できるかもしれません。
全長2,800メートル、最大斜度32度の「スカイコース」は、ゲレンデ斜面向かって右側を滑走するコースです。氷点下10度以下の晴れた朝には、空中に舞い散る無数の氷粒「ダイヤモンドダスト」が現れることがあり、幻想的な雰囲気も堪能できます。
嬉しいレンタルやファミリーレッスンもあり
レンタルを考えている人は、センターロッジ1階のレンタルカウンターでレンタルすることができます。スキーやスノーボードセットに加え、ヘルメットやゴーグル、雪遊びをする人に嬉しいソリや長靴などのアイテムも揃っています。
また、他にもニセコ周辺で営業している「ウィンターファースト」も利用できます。こちらは電話やウェブからレンタルグッズを予約し、指定先まで届けてもらうという「レンタルデリバリー」の会社です。アイテムは最新のものから数シーズン前のモデルまでと幅広い選択肢があります。スキーやスノーボードの基本セットからニット帽・ゴーグルといった小物まで揃うため、手ぶらで来場してもOKです。返却時は指定の時間と場所に引き取りに来てくれるので、面倒な手間はありません。
また、ゲレンデでは、スキルや目的に合わせたスキースクールも開催されています。スクールを利用する際は、マンツーマンの「プライベート」か、5名以上の「グループ」で申し込みましょう。Webから申込できますが、早めの予約をおすすめします。
温泉や地元の食も楽しめる
アフタースキーの醍醐味は、周辺の温泉で疲れを癒し、グルメを堪能することではないでしょうか。スキー場周辺には「昆布温泉」「五色温泉」といった魅力的な温泉のほか、フレンチからインド料理まで揃うバラエティ豊かな食事処があります。温泉に入ったり北海道ならではの食事に舌鼓をうったりと、思い思いに楽しみましょう。
滑り疲れたらセンターロッジで休憩しよう
センターロッジにはゲレンデ唯一のレストラン「モイワレストラン」があります。ゲレンデで滑り疲れたら、センターロッジに向かいましょう。
ゲレンデ食はセンターロッジレストランへ
チケット売り場等が併設されたセンターロッジ2階には「モイワレストラン」があります。一般的なゲレンデレストランと同様に食券を購入して料理を受け取る形式なので、まずは食べたいメニューを選んで券売機で購入しましょう。
メニューはカレーやラーメン、うどん、蕎麦といった体を温める食事が豊富です。消耗した体力をここでしっかり回復しておきましょう。
ニセコモイワスキーリゾートへのアクセス
ニセコ一帯は世界的規模のスキーリゾートのため、アクセス手段は充実しています。ニセコモイワスキーリゾートへの交通アクセスを紹介します。
車でのアクセス
新千歳空港から車を利用する場合、国道276号線を利用します。途中「美笛峠」「喜茂別」を経由すれば、約2時間でスキー場に到着です。
また、札幌方面からの来場は国道230号線を利用します。「中山峠」と「真狩」を経由すれば、約2時間で到着です。スキー場付近には200台収容可能な無料駐車場があるので、来場の際はこちらを利用しましょう。
公共交通機関でのアクセス
バスでの来場には、新千歳空港・札幌方面ともに「定期運行バス」を利用できます。こちらを利用した場合、いずれの場合も所要時間は約3時間です。
電車を利用する場合は、新千歳空港からも札幌空港から小樽駅を経由して、ニセコ駅へ向かいます。ニセコ駅からはタクシーを利用すれば、約10分で到着です。トータルでは、新千歳空港からなら約2時間40分、札幌からなら約2時間かかります。ただし電車は本数が少ないため、事前に乗り継ぎを確認しておくことをおすすめします。
ニセコモイワスキーリゾート周辺の宿泊施設
ニセコモイワスキーリゾート周辺には宿泊施設が充実しています。きっとあなた好みの宿を探すことができるでしょう。今回はニセコモイワスキーリゾート近くの宿を2軒紹介します。
ゲレンデから徒歩1分程度「THE LODGE MOIWA 834」
THE LODGE MOIWA 834はカプセルタイプのホテルですが、センスの良い内装と広々とした室内は訪れるスキーヤーたちに好評を得ています。総部屋数86室のカプセルは男女別に分かれており、女性の1人客も安心して利用できますね。また個々のカプセルは通常より大きく作られているため、窮屈感が無く過ごせるでしょう。
館内は誰でも利用できるロビーのほか、洗面所、シャワールーム、コインランドリーなどが完備されています。ラウンジ内の隠れ家的カジュアルレストラン「Raphael」では、イタリアンを中心とした、ニセコの食材を使ったメニューが揃っています。「Raphael」はランチも営業しているのでスキー途中での食事や休憩で利用するのも良いかもしれません。また、バーカウンターもあるので、アフタースキーにアルコールを楽しみたい人にもおすすめできます。
THE LODGE MOIWA 834
住所:北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ447-5
ニセコ昆布温泉「ホテル甘露の森」
ゲレンデから600メートルほど行くと、ニセコ昆布温泉ホテル甘露の森があります。総部屋数77室の温泉旅館は、良質な温泉と自由に選べる「和洋折衷ハーフビュッフェ料理」が好評です。
硫黄泉・炭酸水素塩泉・硫酸塩泉・塩化物泉が混合するマルチタイプの温泉は、肌をみずみずしくする「メタケイ酸」も豊富に含んでおり、「美人湯」として知られています。
浴室は男女別の大浴場のほか、時間で男女入れ替り制の「森の天空露天風呂」があります。ゆったり入りたい人は貸切家族風呂を予約すると良いでしょう。
また、食事はメイン料理に、前菜やデザートなどを足していくスタイルなので、食べたいものを食べたい量だけ頂けます。朝食もビュッフェ形式なので、ガッツリ派も小食派も、満足のいく食事となるでしょう。
ホテル甘露の森
住所:北海道虻田郡ニセコ町ニセコ415番地
ニセコモイワスキーリゾートで遊び尽くそう
ニセコモイワスキーリゾートは、ニセコ一帯の一大スキーリゾートからは独立しており、穴場として人気です。ほかのスキーリゾートと比べると来場者も少ないため、極上パウダースノーをじっくり堪能できるでしょう。ニセコモイワスキーリゾート周辺には宿泊施設やレストラン、温泉施設が充実しています。スキーの後に、観光気分で出かけるのも良いですね。連泊して、ゲレンデや周辺エリアを遊びつくしてみてはいかがでしょうか。
※この記事の情報(価格や時間など)は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。
関連するスキー場
ニセコモイワスキーリゾート 北海道
コース | 8 |
リフト | 3 |
最長滑走距離 | 2,000 m |
最大斜度 | 35 ° |