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大雪山連峰の展望が綺麗な「ぴっぷスキー場」
北海道の北部、上川郡比布町に位置するぴっぷスキー場は、北嶺山の斜面にひらかれた町営のスキー場です。比布町は、寒暖の差が激しい内陸性の気候を帯びています。冬場は氷点下25度を下回る日もあり、天気や気温の変化には気を配る必要があります。
コースからは、大雪山連峰や上川盆地の美しい景色が一望できるのが魅力。また、スキー場周辺には温泉施設もあり、アフタースキーも楽しむことができます。
道北一の広大なゲレンデとパウダースノー
ぴっぷスキー場の自慢は上質な雪質と道北一を誇る広大なゲレンデです。トップは580メートル、標高差は330メートル、最長滑走距離は2,200メートルで、のびのびとロングクルージングが楽しめるでしょう。
ゲレンデ内には9つのコースと4基のリフトがあります。標高はそれほど高くはありませんが、冬は気温がグッと下がるので、サラサラのパウダースノーが満喫できます。
ナイターもある多彩な9本のコース
ゲレンデには初級から上級まで計9本のコースがあり、一部はナイター営業も行っています。
「ファミリーコース」と「ストロベリーコース」は初級向けながら最長距離が2,000メートル以上を誇る、滑り応えのあるコースです。初心者やキッズは、最大傾斜8度の「ビギナーコース」やナイターも可能な「カッパコース」で練習を積みましょう。
中級者には全長1,800メートル、最大傾斜25度の「ダイナミックコース」や「ダイヤモンドコース」が人気です。頂上から一気に滑り降りる「ゴールデンコース」やコブの張り付いた「深雪・ベテランコース」は上級者向けで、壮大なパノラマが堪能できます。
ナイターが可能なのは一部のコースで、カッパコース(初級)・シルバーコース(中級)のみとなっています。ナイターは16〜21時です。
初級コースやレンタルも充実「ぴっぷスキー場」
変化に富んだコース設定やクオリティの高いレッスンは、幅広いレベル・年齢層のスキーヤーに支持されています。ぴっぷスキー場のおすすめポイントをピックアップして紹介します。
初心者も挑戦できる2本の超ロングコース
ぴっぷスキー場が誇る2本の超ロングコースが、「ファミリーコース」と「ストロベリーコース」です。
比較的緩やかな斜面の「ファミリーコース」は、全長は2,000メートルでビギナーや初心者が滑りの基本を練習するのに最適でしょう。
「ストロベリーコース」はさらに長い2,200メートルのコースで、自由なロングクルージングが楽しめます。比布町や上川盆地の美しい景色が望め、初級者だけでなく中級以上のスキーヤーにもおすすめできるコースです。
傾斜36度のコースは上級者に人気
全9コースのうち、多くのエキスパートや上級者に人気なのが「深雪・ベテランコース」です。
全長1,300メートル、最大傾斜36度で、途中には多くのコブやギャップが存在しています。深雪に豪快なシュプールを描く快感はやみつきになるでしょう。
種類豊富なスキー学校とレンタル情報
ぴっぷスキー場には、全日本スキー連盟(SAJ)公認のスキー学校があります。
5歳以上のキッズからレベルアップを目指す中・上級者まで、個人に合わせたレッスンを行ってくれるので、無理なく滑りがマスターできるでしょう。シーズンコース・短期チャレンジコース・検定会なども行われています。
なお、スキー・スノーボード用具のレンタルは、ぴっぷスキー場エリア内の「雪番屋」にて可能です。ウエア・板・ブーツはもちろん、ゴーグルや帽子、手袋などの小物類もレンタルできるので、ほぼ手ぶらで来場しても問題ありません。
山麓にある2カ所のロッジで食事休憩しよう
スキー場に行く際、ゲレンデ情報のなかでも確認しておきたいことのひとつが「疲れたときに利用できる休憩場所や食事処」です。ぴっぷスキー場内で食事を提供しているのは、センターハウス内のレストランと「雪番屋」の2カ所です。
センターハウス内「ほくれいロッジ」と「雪番屋」
ゲレンデの麓に位置するセンターハウス「スキップ」内にはレストラン「ほくれいロッジ」があり、ラーメンやカレー、親子丼などが楽しめます。おしるこやなどは間食にも最適です。
センターハウス内には、レストランの他に約400人が収容可能な無料休憩所もあります。
一方「雪番屋」では、ニジマスのいくら丼やエゾシカ肉カレーなど北海道ならではのメニューが堪能できます。地元産の米や野菜を使用しているのが特徴で、価格もリーズナブル。
ランチタイムは混み合う可能性があるので早めに移動しましょう。
旭川方面からアクセスしやすい!ぴっぷスキー場へのアクセス方法
ぴっぷスキー場がある上川郡比布町は、旭川市の北にある小さな町です。旭川方面からのアクセスは良好で、付近にはJR宗谷本線の駅もあります。車・バス・JRを活用し、スムーズに移動する方法を紹介します。
車でのアクセスと無料駐車場
道央自動車道を利用する際は、比布JCTから旭川紋別自動車道を経由します。比布北ICを降りた後は、道なりに約2キロメートル(約3分)走行してください。旭川市内からは、国道40号線を利用しておよそ30~40分です。
スキー場には1,500台が収容可能な無料駐車場が完備されているので、駐車スペースの心配はいらないでしょう。
JRでのアクセスと無料送迎バス
ぴっぷスキー場の最寄り駅はJR宗谷本線の蘭留駅と比布駅です。
タクシーを利用する際は蘭留駅で下車するのが良いですが、比布駅からはスキー場への無料送迎バスが運行しています。8時台・11時台・13時台の3便で、所要時間は約15分です。
また、「旭川駅」からはぴっぷスキー場行の路線バス「道北バス」が利用でき、所要時間は1時間弱です。
ぴっぷスキー場周辺の宿泊施設
ぴっぷスキー場は旭川方面からのアクセスが良く、旭川からは日帰りスキーも十分可能です。しかし、とことん滑りを楽しみたい人やナイターが目当ての人は、近場に宿をとることをおすすめします。
ゲレンデ内ホテル「ぴっぷマウントシティ」
ゲレンデ内にある民営国民宿舎でリーズナブルな料金と充実した設備が魅力。館内には食堂・多目的スペース・浴室・乾燥機付き洗濯機・スキー乾燥室などが完備され、長期滞在などに便利です。観光はもちろんですが、研修・修学旅行などで利用されることもあるそうですよ。
客室はユニットバス付きの和室で、6帖・16帖・17.5帖・24帖の広さから選べます。無駄なものを省いた清潔感のある内装なので、幅広い年齢層に好まれるでしょう。
ぴっぷマウントシティ
住所:北海道上川郡比布町北7-17
良佳プラザ 遊湯ぴっぷ
スキー場から数百メートルの近距離にある、温泉が自慢の宿です。車で数分、徒歩だとおよそ5分の距離です。
遊湯ぴっぷの「光明石温泉」は、イオン効果が強い薬石「光明石」を鉱石として用いており、肌がつるつるになる「活性の湯」といわれています。柔らかな湯ざわりで、湯冷めしにくいのが特徴です。
開放感のある庭園風呂や、マッサージ効果のあるジャグジー、寝湯が完備され、スキーで疲れた体をじっくりと癒せるでしょう。
朝食と夕食は、地元の旬菜をたっぷり使った料理が堪能できます。スタンダードプランの他に、夕食グレードアップやリフト券付きなど、目的に応じた多様な宿泊プランが用意されています。
カラオケセットや囲碁、将棋、麻雀卓の貸し出しも行っており、アフタースキーの楽しみが満載です。
良佳プラザ 遊湯ぴっぷ
住所:北海道上川郡比布町北7線16号
ぴっぷスキー場で大雪山連峰や上川盆地の雄大な景色を楽しもう!
ぴっぷスキー場には、個性豊かな9つのコースがあり、どのレベルの人が訪れても満足できるのが魅力です。
スキー場内にはセンターハウスの他に、宿泊施設・レストラン・温泉施設が完備されていて、旅行者にとってスキー場1箇所で滞在できるのは安心快適ですね。
スキーを満喫した後は、温泉で癒されるのもよし、ゲレンデグルメを食すのもよし、多様な時間を楽しんでください。
ぴっぷスキー場
住所:北海道上川郡比布町北7線17号
営業期間:例年12月上旬〜3月下旬
公式サイト:http://www.town.pippu.hokkaido.jp/ski/
今回ご紹介した「ぴっぷスキー場」以外にも、北海道にはたくさんのスキー場があります。スキーやスノーボードの旅行を計画するなら、WAmazing Snowで日本全国のスキー場やお得な情報をチェックしてみましょう。
※この記事の情報(価格や時間など)は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。