旭川からアクセスしやすい！家族連れや初級者におすすめの「音威富士スキー場」

音威子府村にある「音威富士スキー場」

音威富士スキー場は、上質なパウダースノーを圧雪した美しく滑りやすいゲレンデが評判です。規模は大きくありませんが、コンパクトながらも斜面変化に富んだコースやアクセスの良さで、気軽にスキーを楽しめるゲレンデとして知られています。

スキーとスノーボードの割合は約1対1で、スノーボードは全面滑走が可能です。家族でスキーを楽しむ人や友達同士で心ゆくまで滑る人など、幅広い層の利用者がいます。

コンパクトな3コース編成ながら雪質が自慢

音威富士スキー場には、平均斜度13度の初級者～上級者向けコースと、最大斜度30度で全長1,800メートルの上級者向けコース「ジャイアントスラロームコース」と「林間コース」があります。基本コースはこの3種類とやや少なめですが、どちらも抜群の雪質が自慢です。

ただし、リフトの休止により滑ることができないコースもあるので行く際は確認しましょう。

紹介した3コースの他に約10キロメートルにも及ぶ「クロスカントリーコース」があり、こちらは滑走用のコースとはひと味違った自然を楽しむ散策がメインです。晴れた日にはダイヤモンドダストや樹氷など、北海道ならではの美しい冬景色が堪能できます。

営業時間が曜日によって異なる

音威富士スキー場は、曜日によって営業時間が異なるので注意してください。

基本的には火・木・土・日曜日の営業は10時から17時、月・水・金曜日は13時から17時の営業となっています。ただし、月・水・金曜日が祝日に該当する場合は10時から営業開始となります。

早朝営業はどの曜日にも行われていないので、早く行きすぎないよう注意しましょう。

ナイター営業もある「音威富士スキー場」の魅力

音威富士スキー場は、コース数は少なめですが、来場者からは高い評価を得ています。地元民・観光客を問わず訪れた人を満足させる、音威富士スキー場の魅力に迫ります。

ナイター滑走ができる

音威富士スキー場では、月・水・金・土曜日の17時から20時までナイター営業が行われています。ナイター滑走ができるのは、第1ペアリフト脇の「初級者～上級者コース」です。

道北の上質なパウダースノーを夜も堪能できることから、ナイターにはコアなファンが集まります。幻想的な夜の雪景色の中、思うがままにスキーを楽しみたい人は、ナイター滑走に挑戦してみてはいかがでしょうか。

キャットツアーも実施

音威富士スキー場では、期間限定で「キャットツアー」も実施されます。キャットツアーとは、通常営業中には立ち入れないゲレンデ上部エリアまで雪上車で登り、そこから滑走を体験できるツアーのことです。

音威富士スキー場のキャットツアーでは、現在は使われていない山頂の旧ゲレンデまで登ることができます。足跡のない、真っ白なゲレンデのファーストトラックを体験できるとあって、開催時は多くの人が訪れました。

キャットツアーの有無や実施日はシーズンによって異なるため、参加を希望する場合は早めに問い合わせてみましょう。

ロッジ内の食堂でランチ休憩を取ろう

スキー場といえば、ゲレンデ食が気になる人も多いのではないでしょうか。音威富士スキー場で食事休憩ができる場所について紹介します。

ゲレンデ内ロッジの食堂

ゲレンデの麓に、「音威富士ロッジ」というログハウス調のセンターハウスがあります。その中の一角に、リフト券の自動販売機や売店と並んで食堂が入っています。

気になるメニューはというと、ラーメンやカレーライス、そば・うどん、丼ものなどゲレンデ食の定番や、おにぎりや各種まんじゅうなどの軽食が揃っています。どれも子供連れには嬉しい、手頃な価格であるのもポイントです。

注意しなければならないのは、スキー場の営業時間と同じように、食堂の営業時間も曜日によって異なるということです。月・水・金曜日は13時から18時まで、火・木・日曜日は11時から15時まで、土曜日は11時から18時までとなっています。

ラストオーダーは閉店の15分前で、営業時間が臨時で変更になる場合もあるため、注意しましょう。

音威富士スキー場への交通アクセス

音威富士スキー場へは、車もしくは電車でアクセスできます。北海道のスキー場の中では比較的アクセスしやすいですが、当日の天気や荷物の量などをふまえて移動手段を選びましょう。

車でのアクセス

札幌方面から車でゲレンデを目指す場合は道央自動車道に乗って、士別剣淵ICから国道40号に入り、美深道路、名寄国道を通ります。この場合の所要時間はおよそ3時間40分です。

駐車場は、無料で利用可能です。

3月になっても雪深い道北エリアのため、車で行く際にはタイヤにしっかりとチェーンを巻き、時間に余裕をもって出発することをおすすめします。

電車でのアクセス

音威富士スキー場の最寄り駅は、JR音威子府駅です。JR札幌駅から向かう場合は、JR函館本線に乗り、旭川でJR宗谷本線に乗り換えます。この場合の所要時間は約3時間30分です。

また、JR旭川駅から音威子府駅までは約1時間40分、JR稚内駅からであれば約2時間かかります。音威子府駅からスキー場までは徒歩で約20分です。

荷物がコンパクトであれば、駅からゲレンデまで歩いて移動しても良いでしょう。

音威富士スキー場周辺の宿泊施設

せっかくスキーをするのであれば、帰りのことを気にせず遊び尽くしたいものです。音威富士スキー場の周辺にある、スキー旅行にぴったりな宿泊施設を紹介します。

スキー場のロッジ直営「青少年宿泊研修施設トムテ」

宿からゲレンデまでの移動時間をなるべく短くしたい場合には、音威富士スキー場のロッジに直結している「青少年宿泊研修施設 トムテ」がおすすめです。

すぐ目の前にゲレンデが広がっているため、行きも帰りも移動が楽です。

団体客だと料金がお得になるため、学校や企業のスキー合宿にも使われることがあり、冬は特に予約が集中します。宿泊を希望する場合は、早い段階で予約する方が良いでしょう。

青少年宿泊研修施設 トムテ
住所：北海道中川郡音威子府村字音威子府200-6

「音威子府村住民保養センター天塩川温泉」

冷えた体を温泉で温めたい場合は、「住民保養センター天塩川温泉」がおすすめです。スキー場からは車で約30分の場所にあります。

大正時代初期に発見された常盤鉱泉を源泉とする温泉は、創業当時には飲泉・飲用薬とされていました。

現在では入浴がメインとなり、皮膚を洗浄して水分・体温を発散させることから「清涼の湯」、また肌を滑らかにすることから「美人の湯」とも呼ばれています。

また、館内レストランでは天塩川温泉の源泉水をねり込んだ麺が売りの「源泉ラーメン」や、焙煎ごぼうの風味が特徴の「焙煎ごぼうラーメン」などの名物が味わえます。温泉・食事にこだわりたい人向けの宿泊施設です。

音威子府村住民保養センター天塩川温泉
住所：北海道音威子府村字咲来919

ナイターやクロスカントリーコースもあって多彩な「音威富士スキー場」

音威富士スキー場は、コンパクトながらもナイター滑走やキャットツアーの開催など、利用者のニーズをくみ取ったゲレンデ展開が魅力です。旭川や稚内からアクセスしやすく、周辺には魅力的な宿泊施設もあるので、北海道でスキー旅行の計画を立てている人は足を運んでみてはいかがでしょうか。

音威富士スキー場の詳細情報はこちら

※この記事の情報（価格や時間など）は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。