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スキーが初めてでも滑りやすい
新潟県南部にある松之山温泉スキー場は、コンパクトながらバラエティに富んだコースがそろった、穴場的なスキー場です。リフトは2基ですがほとんど混雑することなく、スムーズに運行しています。
上級者はゲレンデ上部の非圧雪コース、初級者は下部で傾斜の緩やかなコースをのんびりと、というようにマイペースな楽しみ方ができるので、レベルの違う家族や友人同士でも気兼ねなく滑ることができます。実際のところ、利用者の半分は初級クラスのため、ゆったりと雪を楽しみたい人から多く愛されているスキー場といえるでしょう。
豪雪地帯ならではのパウダースノー
松之山温泉スキー場周辺に降る雪は、低温地域特有のサラサラしたパウダースノーです。この地域は白山山系や北アルプスの北側から来る雪雲の通り道になっているため雪深く、積雪は多い年で5メートルにもなります。周辺は「特別豪雪地帯」にも指定されており、シーズン中なら、他にはない良質なパウダースノーに出会えるでしょう。
モーグル競技会が開催される
雪質が良くコンディションの良いゲレンデでは、モーグル競技会も多く開催されます。2018年2月に開催された「にいがた妙高はね馬国体」では、日本全国から選ばれたモーグルのトップ選手がこのスキー場に集い、優れた技を披露しました。他にも全日本スキー連盟B級公認のモーグル大会なども行われます。大会のある期間は人が多く押し寄せ、駐車場の混雑も激しくなるので、注意が必要です。
さぁ!どのコースを滑ろう?
大混雑もなく快適に滑ることができる松之山温泉スキー場は、ほどよい広さと気軽に滑れる工夫が嬉しいスキー場です。ここでは、スキー場を満喫するためのポイントを紹介します。
バラエティ豊かな5種類のコース
ゲレンデ内には5本のコースとちびっこゲレンデがあり、レベルに応じた楽しみ方ができます。中・上級者ならリフトを使って「チャンピオンコース」に行きましょう。こちらは非圧雪のため、パウダースノーを爽快に滑走できます。また、林を挟んで反対側には「ニュールックコース」があり、こちらは中級者におすすめです。
さらに下っていくと、モーグルの大会等が行われる中級向けの「パラダイスゲレンデ」、初級向けの「クロスオーバーコース」があります。初級者やファミリーは、レストハウス前の「ファミリーゲレンデ」で気楽に滑ってみましょう。さらにここからスキーハウスの前を通ると、子供が楽しめる「ちびっこゲレンデ」があります。
アクティビティがレンタルで気軽に楽しめる
松之山温泉スキー場はスキーやスノーボード以外の豊富なアクティビティを楽しめます。スノーバイク・エアボード・スノースケート・スノーレーサー・スノーサーフィンなど豊富なラインナップで、子供から大人まで、他にはない「雪遊び」を満喫できるでしょう。これらのアクティビティに必要なアイテムはすべて現地のレンタルでそろいます。気になるアクティビティを全部試してみるのも良いですね。
雪遊びを満喫したら、次は食事!
松之山温泉スキー場内で食事ができるのは1カ所のみですが、料理のおいしさには定評があります。スキー場を訪れた際は、ぜひこちらでおいしいゲレンデ食を頂きましょう。
ラーメンが絶品、レストハウス雪椿
絶品ラーメンを提供するのは、中華専門料理長が腕をふるう「レストハウス雪椿」です。ラーメンの味は味噌が2種類、鶏がら1種類で、中でも人気なのは「特製肉みそ麺」です。カレーや牛丼、生姜焼き定食もあるので、ガッツリ食べたい人も満足できます。
松之山温泉スキー場までのアクセス方法は?
松之山温泉スキー場は、新潟県南部に位置する「十日町」にあります。有名な松之山温泉街からは2キロメートル程度しか離れていないので、スキー場へ向かう際は温泉街の標識を目印にすると良いでしょう。スキー場へのアクセス方法を解説します。
電車を利用する場合
鉄道を利用する場合の最寄り駅は「ほくほく線」の「まつだい駅」です。駅からスキー場までは車で15分程度かかるため、タクシー等を利用しましょう。関東からなら「東京駅」で上越新幹線に乗った後、「越後湯沢駅」で「ほくほく線」に乗り換え、50分ほどで「まつだい駅」に到着します。
もし、その日の宿を松之山温泉にとっていれば、宿の無料送迎が利用できるかもしれません。到着前に確認しておきましょう。
車を利用する場合
東京から車で向かうには、まず関越自動車道に乗ります。練馬I.Cから乗って塩沢・石打I.Cまで120分ほど走ります。高速を降りてから60分程度で到着です。
関西方面から向かう場合は、名神高速道から北陸自動車道を経由し、上越I.Cで降りましょう。スキー場までトータル3時間程度で到着します。
現地には220台収容可能な無料駐車場があるので、車での来場も困ることはありません。ただし雪深い場所にあるため、チェーンやスタッドレスは必須です。道路状況を確認し、安全運転につとめましょう。
温泉宿に泊まりたい!
日本三大薬湯として知られる松之山温泉街が近いため、スキー場周辺での宿泊に困ることはありません。温泉と食事を楽しめる宿泊施設を紹介します。
ひなの宿 ちとせ
明治28年(1895)創業と、温泉街の中でも古い歴史を持つのが「ひなの宿 ちとせ」です。館内には大浴場のほか、露天風呂や貸切風呂、足湯もあるので、冷えた体をしっかりと温められます。総部屋数は30室と小規模ですが、露天風呂付きの部屋、掘りごたつや雪見窓の付いた部屋などもあり、雪国らしい情緒を楽しめるでしょう。
食事は新鮮な地元食材を使った里山料理が供されます。なかでも豆腐を熟成させた「発酵豆腐」はこの地域伝統の料理で、この地ならではの逸品です。おいしい地元の「棚田米」と共に頂いてみましょう。
ひなの宿 ちとせ
住所:新潟県十日町市松之山湯本49-1
酒の宿 玉城屋
その名のとおり、日本酒やワインなどのおいしいお酒を数多くそろえているのが、「酒の宿 玉城屋」です。「ワインソムリエ」「利き酒師」「酒匠」の資格を持つ4代目若旦那が直々に選んだお酒が並びます。特に日本酒はここでしか飲めない逸品がそろっているので、ぜひチャレンジしてみましょう。
また、料理は夕食がフランス料理のフルコース。食材は地元十日町、新潟県内産にこだわっています。ここでしか味わえない料理を堪能しましょう。
温泉は内湯のほか露天風呂もあり、ゆっくり楽しめます。貸切で温泉を楽しみたい人は、露天風呂と内湯のついた部屋がおすすめです。
酒の宿 玉城屋
住所:新潟県十日町市松之山湯本13
BAR&HOSTEL 醸す森
醸す森はお酒が好きな人が集まるバルで、常時100種類以上のワインや日本酒が味わえるそうです。ここに併設されているのがホルテル。こちらは先述した「玉城屋」のカジュアルラインとして誕生した宿です。美しい森に囲まれた落ち着いた雰囲気となっています。
部屋は全10室あり、部屋タイプはツインルームや和室に加え、相部屋のドミトリータイプがあるので、メンバーや気分に合わせて選んでみましょう。トイレやお風呂はすべて共用ですが、温泉もあるのが嬉しいポイントです。
BAR&HOSTEL 醸す森
住所:新潟県十日町市松之山黒倉1879-4
いろんなスノーアクティビティに挑戦するなら松之山温泉スキー場
雪国ならではのパウダースノーと豊富なアクティビティを楽しめるのが松之山温泉スキー場です。近隣に大きなスキー場があるため混雑度は低く、のんびりスキーを楽しめるでしょう。松之山温泉からも近く、宿泊施設は充実しています。スキーの後はのんびりと宿に泊まって、雪国らしい風情を楽しんでみてはいかがでしょうか。
※この記事の情報(価格や時間など)は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。
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コース | 5 |
リフト | 2 |
最長滑走距離 | 2,000 m |
最大斜度 | 30 ° |