目次
スキーヤー専用ゲレンデを選ぶメリットとは?
スキーヤー専用のスキー場をご紹介する前に、まずはスキーヤー専用のゲレンデを選ぶメリットをおさらいしましょう。
座り込みボーダーがいない
スキー場を利用する人にとって危険だとされているのが、コースの途中に座り込むスノーボーダー。というのも、スノーボードはスキーと違い1枚のボードでバランスを取らなくてはならず、斜面に立った状態で止まることが難しいため、どうしても座り込みがちになってしまうのです。
複数で滑りに来ているスノーボーダーのなかには、コースの真ん中に座りながら後ろを滑る仲間を待っていたり、トリックを決めるその様子をスマホやビデオカメラで撮影したりする人もいます。そのためスキー場では座り込みボーダーが増えてしまう傾向があるのです。
そのため、多くのスキー場では、スノーボーダーに対し、コース上に座っての休憩や仲間との合流は避けるよう注意を呼びかけています。その点、スキーヤーオンリーのゲレンデであれば、コース途中で座り込むボーダーがいないため、気兼ねなくスキーを楽しめます。
スノーボーダーとの接触や衝突がない
スノーボーダーは、滑走中に急停止をしたり、回転やジャンプといったトリッキーな技を決めたりと、動きが読みづらいという特徴があります。そのため、スノーボーダーと同じゲレンデを滑ると衝突や接触事故が起きる危険性が非常に高くなるのです。
衝突や接触によってケガをしてしまったら、せっかくの旅行が台無しに……。スキーヤー専用ゲレンデなら、スノーボーダーと衝突するリスクを回避できます。
初心者の練習にも最適!のびのびとスキーを楽しめる
スキーが細かいターンで前に進むのに対し、スノーボードはゆったりと大きなターンを繰り返しながら滑走します。ターンのリズムが微妙に違うため、スキーヤーとスノーボーダーは、お互いに気を使う必要があります。
ゲレンデに慣れていない初心者は「ぶつかるかもしれない」と滑りづらさを感じてしまうのです。その点、スキーヤー専用ゲレンデは、そういった問題がないため、初心者の練習に最適な環境と言えます。
ファミリー層から人気の高い「NASPAスキーガーデン」
新潟県越後湯沢にある「NASPAスキーガーデン」は、子連れでスキーを楽しみたいファミリー層から人気のあるスキー場です。国内でも数少ないスキーヤー専用のスキー場であり、利用者の口コミでも「スノーボーダーがいないから子どもも安全」と高評価!
斜面が緩やかな初心者コースからコブを施した非圧雪の上級者コースまで、バリエーションに富んだコースが用意されています。そのため、レベルを問わず誰もが思う存分スキーを楽しめるのです。
また、ソリ専用のキッズガーデンも完備され、子どもはもちろん大人からも大人気。無料で利用できる休憩所のほか、ゲレンデの麓には日帰り入浴も可能な温泉も併設されています。
充実のキッズエリア完備の「ブランシュたかやまスキーリゾート」
長野県小県郡長和町にある「ブランシュたかやまスキーリゾート」は、スキーヤーオンリーのスキー場として、毎年多くの初心者やファミリースキーヤーが訪れています。
日本で最大級のスケールを誇る雪遊び広場「ちびっこわんぱ~く」も完備。バイクにつながれたボートに乗って、雪の中を猛スピードで駆け抜けるスノーモービルをはじめ、浮き輪に乗って急斜面を滑り降りるスノーチュービングなど、大人も子どもも楽しめる冬のアクティビティーが満載です。
またパーク中央には、つい最近まで路線を走っていたという列車が置かれ、無料休憩所として開放されています。ちなみに、「ちびっこわんぱ~く」は、リフト1日券を購入すれば無料で利用可能です。
浮遊感を味わえる良質なパウダースノーが魅力の「会津高原高畑スキー場」
続いてご紹介する「会津高原高畑スキー場」は、南会津町営のスキー場です。このスキーヤー専用スキー場では、3,500メートルのロングダウンヒルや良質のパウダースノーが自慢。山頂からは東北一の高さを誇る燧ケ岳や那須岳、運が良ければ磐梯山を一望できます。
また、変化に富んだコースが配置されていることも、スキーヤーから愛されている理由のひとつ。傾斜がなだらかで幅も広めな初心者コース、雪化粧をした林の中を駆け抜ける中上級者向けの林間コースなど、さまざまなコースが用意されています。
「うまく滑れるかどうか不安」という方でもご安心を。初心者を対象としたスキーレッスンも開催されており、受講者それぞれのレベルに合わせたレッスンプランが充実しています。プランは「一般」「グループ」「プライベート」「チャイルド」「ジュニア」の5種類で、半日から受講可能です。
北海道では貴重なスキーヤー専用ゲレンデ「札幌藻岩山スキー場」
北海道札幌市にある「札幌藻岩山スキー場」は、北海道でも珍しいスノーボード全面禁止のスキー場です。札幌駅からは車で約30分と、1時間足らずで行ける好立地。そのため、日帰りで訪れるスキーヤーや観光客も数多く見受けられます。
10本あるコースの中でも初心者に特にオススメなのが「観光道路コース」。コースから札幌市内の街並みを一望しながら、優雅にスキーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、澄んだ空気の中に浮かび上がる夜景は、息を飲むほどの美しさです。煌々と光る札幌市内の夜景を見ながら、夕方16:00~21:00のナイタースキーもぜひ体験してみてください。
また、スキーシーズンがピークを迎える毎年2月には、「虹のまつり花火大会」が開催されています。ゲレンデやロープウェイの山頂展望台からも、冬空に舞う美しい花火を堪能することができるんです。スキーヤーがたいまつを持って、広大なゲレンデを滑走するファイヤーパレードもぜひお見逃しなく!
徹底整備された安全コースが多い「蔵王猿倉スキー場」
山形県上山市にある「蔵王猿倉スキー場」もスキー専用ゲレンデがあるスキー場です。ファミリーでの利用が多い「蔵王猿倉スキー場」では、小さな子どもも楽しめるソリ乗り場が用意されています。滑走者で混雑するゲレンデコースから離れたところにあるため、スキーヤーが突然滑り込んでくる心配がありません。
また、リフト券をリーズナブルな価格で購入できる点も「蔵王猿倉スキー場」の魅力です。「蔵王猿倉スキー場」では、リフト1日料金がお手頃価格でスキーを楽しむことができるのです。スキー板、スティック、スノーブーツの3つがセットになったスキーセットもリーズナブルにレンタルできます。旅行は何かとお金がかかるものなので、お財布にも優しく安心ですね。
蔵王猿倉スキー場
住所:山形県上山市蔵王字蔵王山2843-1
営業期間:例年12月下旬〜3月下旬
公式サイト:http://www.zao-sarukura.co.jp/
関東で唯一!スキーヤーオンリーのスキー場「かたしな高原スキー場」
群馬県利根郡にある「かたしな高原スキー場」は、関東で唯一のスキーヤー専用のスキー場です。スキー初心者はもちろん、久しぶりにスキーをする方や子連れのファミリー層からも、「スノーボーダーが少ないから落ち着いて滑れる」「子どものスキーの練習に最適」と、口コミでも高い評価を得ています。
スキー場管理センターのすぐ横には、「ミッフィーアドベンチャーパーク」を併設。雪山滑り台をはじめ、ソリ遊びや圧雪車の記念撮影、かまくら作りなど、滑らなくても楽しめるアトラクションが充実しています。スキーを滑るのにはまだ少し早い、小さな子どもがいる家族でも楽しめると、ファミリー層からも人気を集めています。
かたしな高原スキー場
住所:群馬県利根郡片品村越本2990
営業期間:例年12月下旬〜3月下旬
公式サイト:https://katashinakogen.co.jp/winter/
スキーヤー専用スキー場で危険を恐れずのびのび滑ろう!
ここまで、スノーボード全面禁止のスキーヤーオンリーのスキー場を紹介しました。スキーヤー専用のゲレンデなら、猛スピードで滑走するスノーボーダーとの衝突や接触によるケガを最小限におさえられます。また、初心者はのびのびと練習することができ、小さな子どもも安全にスキーを楽しむことができますよ。
※この記事の情報(価格や時間など)は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。
関連するスキー場
NASPAスキーガーデン 新潟県
ブランシュたかやまスキーリゾート 長野県
コース | 9 |
リフト | 9 |
最長滑走距離 | 4,000 m |
最大斜度 | 30 ° |
札幌藻岩山スキー場 北海道
コース | 10 |
リフト | 5 |
最長滑走距離 | 2,620 m |
最大斜度 | 38 ° |
北日光・高畑スキー場 福島県
コース | 10 |
リフト | 4 |
最長滑走距離 | 3,500 m |
最大斜度 | 34 ° |