雄大なパノラマ風景と恩原湖を眼下に望むゲレンデ「恩原高原スキー場」

岡山の大自然を堪能できるスキー場

恩原高原スキー場は、岡山県の北・鳥取県との県境となる、苫田郡鏡野町にあります。ゲレンデ標高は820～920メートルと標高差が少なく、緩斜面が多いのが特徴です。スキー場は中国山地にあるため、トップからは周囲の大自然を堪能しながら滑走することができます。ゲレンデには雪遊びできるスペースも多く、特に初心者やファミリー層が楽しめるレイアウトといえるでしょう。

2つのゲレンデに多彩なコースを用意

恩原高原スキー場は「パノラマゲレンデ」と「レイクサイドゲレンデ」という2つのコースに分かれており、初心者から上級者までが楽しめる多彩なコースが揃っています。

パノラマゲレンデはその名のとおり眺望の良いコースで、中国山地や裾野に広がる高原、湖までを一望できます。一方レイクサイドゲレンデには平均斜度9度のなだらかなコースのほか、最大斜度28度のコースもあり、幅広いバリエーションが魅力です。また、パノラマゲレンデにはキッズパークも設置されており、子ども連れファミリーや初心者はこちらからスタートしてみましょう。

雄大な見晴らしのゲレンデを滑走

恩原高原スキー場をリピートする人は、このスキー場にしかない設備やサービスに魅力を感じているようです。
ここでは、恩原高原スキー場ならではの魅力をチェックしてみましょう。

ナイターもあり夜スキーを楽しめる

恩原高原スキー場はナイター設備を完備しており、シーズン中は夜スキーを楽しめます。ただし全期間ナイターを実施しているわけではなく、2017年シーズンは1月6日～2月17日までの土曜日のみ対応など、シーズンによっても異なるので行く前に確認するようにしましょう。

時間は17:30～21:00までで、レイクサイドゲレンデの「レイクサイド第1ペアリフト」のみが運行します。ナイターゲレンデとなるリフト周辺は、全長470メートルで平均斜度は14度のため、初級者でも楽しく滑ることができるでしょう。

そり専用のキッズパークで子連れも安心

パノラマゲレンデには子どもが遊べる、そり専用のキッズパークがあります。パーク内には雪上エスカレーターや専用レストハウスも完備されており、小さい子どもも楽しく遊べるでしょう。パーク内には、くまさんのエアードームもあり、子どもが雪遊びに飽きても安心です。ただしキッズパーク内は別料金となるため、利用の際はご注意ください。

レンタル完備

スキーやスノーボードアイテムをレンタルしたい人は、パノラマゲレンデとレイクサイドゲレンデのレンタルハウスで利用できます。それぞれスキーセットや、ウェア、単品アイテムの貸し出しを行っているので、手ぶらスキーを楽しみたい人も満足できるでしょう。ただしゴーグルや手袋、帽子といった小物はレンタルしていないため、事前の用意が必須です。

雪遊びしたらちょっとひと休み！ゲレンデ食

恩原高原スキー場では、2つのゲレンデにあるレイクハウスやレストハウスで食事を頂くことになります。スキー場内のゲレンデ食について見てみましょう。

駐車場近くに食堂が3カ所

食堂はパノラマゲレンデ内の「レストハウス」と「クリスタル・パレス」、レイクサイドゲレンデの「レイクサイドハウス」内にありますが、いずれも駐車場の近くにあるので便利です。

レストハウスに300席、レイクサイドハウスに200席、クリスタル・パレスに72席が用意されており、オンシーズンの昼時を外せば、意外とゆっくり座れるようです。

しっかりお腹に溜めたい人は、レストハウスかレイクサイドハウスがおすすめです。どちらもカレーやうどん、ラーメンといった定番メニューが充実しており、満腹になります。

クリスタル・パレスは、ピザやハンバーガー、あんまん・肉まんといった軽食がメインです。ソフトドリンクやアルコールもあるので、ちょっと休憩したい時に利用すると良いでしょう。

車でのアクセス必須！恩原高原スキー場への行き方

恩原高原スキー場を訪れるなら、車やバスの利用が便利です。スキー場までのアクセス方法を見てみましょう。

車でのアクセスがおすすめ

スキー場周辺には駅がなく、電車を使っても1時間以上バスに揺られることになります。現地までのアクセスは、車が現実的といえるでしょう。

京阪神方面からスキー場に向かうには、中国自動車道「吹田I.C.」から高速道路に乗り、「院庄I.C.」で降ります。そこから国道179号線と482号線を進むと、スキー場のある「恩原」に到着します。所要時間はトータルで2時間45分ほどです。

駐車場はレイクサイドゲレンデ側に3つ、パノラマゲレンデ側に1つあり、合わせて1700台の収容が可能です。「除雪協力費」のため、有料となっているのでご注意ください。

便利なバスツアーもあり

シーズンが始まれば、恩原高原スキー場へは『両備バス』のバスツアーが利用できます。こちらのツアーはアクセスしやすい倉敷・岡山発着なので、車のない人には大助かりのプランといえるでしょう。運行期間はシーズンごとに異なりますが、スケジュールが合えば、利用してみてはいかがでしょうか。

泊まりがけで行ってアフタースキーも楽しみましょう

恩原高原スキー場周辺には温泉もありますので、のんびり宿泊してスキーを楽しむのも良いかもしれません。スキー場周辺にある、おすすめの宿泊施設を紹介します。

かみさいばら温泉 国民宿舎いつき

スキー場まで車で約20分と好立地にあるのが「かみさいばら温泉 国民宿舎いつき」です。施設内には和室23室、洋室4室、和洋室6室があり、小ぢんまりとした落ち着ける雰囲気となっています。お風呂は、美肌の湯として知られるアルカリ性の100％天然温泉です。大浴場に加えて露天風呂、サウナも完備されているので、冷えた体をしっかりと温められます。

食事は季節の会席から、リーズナブルな定食や一品メニューまで幅広く揃っています。地元の味覚を堪能するなら会席がおすすめですが、事前予約が必要なので注意しましょう。

かみさいばら温泉 国民宿舎いつき
住所：岡山県苫田郡鏡野町上齋原437-1

奥津温泉 名泉鍵湯 奥津荘

スキー場から車で25分の「奥津温泉 名泉鍵湯 奥津荘」は、宿泊できるのが12歳以上限定という大人の宿です。1927年から営業する旅館は2004年にリニューアルされ、当時の趣を残したまま、さらに快適な施設となりました。館内の温泉は、源泉の真上に設置された「足元湧出」の湯です。一切の加水・加温・循環を行っていないので、成分の濃い、ピュアな温泉を堪能できます。

また食事は通年メニュー4つ、季節の旬メニュー5つの会席が用意されているので、好みの料理を選ぶことができます。宿にはオリジナルの日本酒もあり、料理とあわせれば一層味わい深く楽しめるでしょう。

奥津温泉 名泉鍵湯 奥津荘
住所：岡山県苫田郡鏡野町奥津48

泊まりで行って宿での滞在も堪能しよう

コンパクトでコースが充実した恩原高原スキー場は、家族連れから上級者まで楽しめるスキー場です。中国山地の絶景を眺めながらの滑走は、忘れられない思い出となるでしょう。周辺には温泉付きの宿泊施設も充実しているので、アフタースキーも楽しんでみてはいかがでしょうか。

恩原高原スキー場の詳細情報はこちら

※この記事の情報（価格や時間など）は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。