目次
喜多方ラーメンで有名な町にある「三ノ倉スキー場」
三ノ倉スキー場は、福島県西部・会津地方にあるスキー場です。雪のない春や夏には「三ノ倉高原花畑」として親しまれ、年間を通して多くの観光客が訪れます。眼下に会津盆地を見下ろせる三ノ倉スキー場の基本情報を紹介します。
スキー初心者ぴったり
三ノ倉スキー場は、「喜多方ラーメン」の発祥地として有名な福島県喜多方市にあります。ゲレンデトップとベースの標高差は210メートル、最大斜度は22度と、ゲレンデ難易度はさほど高くありません。来場者の多くが家族連れということからもわかるように、どちらかといえば上級者よりも初級・中級者がのんびり滑るのに適しているといえるでしょう。
安心！初心者が滑りやすいコースばかり
三ノ倉スキー場は、ファミリーや初級・中級者が楽しみやすいスキー場です。ゲレンデの魅力やおすすめポイントについて、詳しくみてみましょう。
初心者の練習にピッタリのロングコース
三ノ倉スキー場には、ゲレンデトップからボトムまで伸びるロングコースを含め、3本のコースとソリ乗り場が設置されています。「第1コース」と呼ばれるロングコースは、上から上級者向け・中級者向け・初級者向けが混在したコースです。上部は中急斜面が続き斜面変化もあるので、上級者でも攻略する楽しみを味わえます。
コース下部は緩斜面が長く続き、初級者やファミリーも楽しめるコースです。第1リフトからもほど近いので、しっかり練習したい人は下部付近のコースを行き来してはいかがでしょうか。また、「第2コース」「林間コース」も斜面はなだらかで広く、初級者・中級者の練習コースとしては最適といえるでしょう。
人の少ないナイターでまた違った景色を味わう
三ノ倉スキー場ではナイター設備も充実しており、平日でも夜スキーを楽しめます。ナイターの営業時間は17:00～19:00ですが、平日なら人も少なく、思う存分ゲレンデを満喫できるでしょう。
ナイターではゲレンデトップからスキーを楽しめますが、稼働しているリフトはコース上部の「第2リフト」のみです。下部の第1リフトは利用できないので、注意しましょう。
プライべート感があり、ゆっくり楽しめるのが三ノ倉スキー場のナイターですが、ナイター営業曜日や時間はシーズンによって異なります。確実に夜スキーを楽しみたい人は、事前の確認をおすすめします。
セットレンタルがあるので安心
ゲレンデ中央部・第2駐車場側にあるレストハウスでは、スキーやスノーボードアイテムの貸し出しを行っています。スキー道具はレンタルで十分、という人はレンタルカウンターで一式揃えると良いでしょう。
貸し出しアイテムはスキー・スノーボードのセットから、ウェアや小物、ソリまでと豊富にラインナップされています。子ども用アイテムの貸し出しもあるので、家族みんなで手ぶらスキーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ここに来たら！喜多方ラーメンを食べよう
スキーを思い切り楽しんだ後は、温かい食事で空腹を満たしましょう。三ノ倉スキー場では、ゲレンデ中腹にあるレストハウス2階に、レストランが併設されています。
ロッジのレストラン「山小屋くらら」
「山小屋くらら」はスキースクールの受付やチケット売り場、ショップが併設された、三ノ倉スキー場のセンターハウスです。食事ができるカフェテリアは2階に設置されており、窓からは白銀の山並みやゲレンデが良く見えます。
豊富なメニューの中でも、断トツの1番人気といわれるのが「喜多方ラーメン」です。せっかく喜多方のスキー場に来たのなら、こちらの人気ご当地ラーメンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ただ、不定期での営業のため、事前に確認しておく方が良いでしょう。
車で行く方が断然便利！
三ノ倉スキー場には全日無料の駐車場があり、車でのアクセスに適しています。一方、公共交通機関を利用した場合はJR「喜多方駅」が最寄り駅です。三ノ倉スキー場へのアクセス方法をご紹介します。
駐車場が無料で車が便利
車を利用して来場する際は、磐越自動車道の「会津若松I.C.」で高速道路を降ります。そこから国道121号、県道333号を経由して40分ほどでスキー場に到着です。
三ノ倉スキー場には「第1駐車場」と「第2駐車場」があります。それぞれ150台、250台の収容が可能で、料金は全日無料です。車の置き場に不自由はないでしょう。
電車で行く場合はタクシー利用必須
電車を利用してスキー場に向かう場合はJR磐越西線「喜多方駅」が最寄り駅となります。ただし、駅とスキー場は15キロメートルほど離れているため、必然的にタクシーを利用することになるでしょう。また、タクシーを利用した場合、喜多方駅からスキー場までは約30分かかります。
観光と合わせて泊まりでいこう
三ノ倉スキー場をオープンからクローズまで満喫するなら、スキー場周辺に宿を取ってみてはいかがでしょうか。スキー場を少し下ると「熱塩温泉」という温泉があり、アフタースキーの楽しみもあります。スキー場から行ける、おすすめの宿泊施設を3つご紹介します。
会津 喜多方 熱塩温泉「山形屋」
「山形屋」は、ゲレンデから車で15分ほどの温泉宿です。種類豊富な温泉や、地場産の美味しい料理を提供してくれます。
自慢の熱塩温泉は塩分濃度が高く高温のため、体が芯から温まり、スキーで冷えきった体をほぐすにはぴったりです。宿では大浴場と露天風呂のほか、高温サウナ、足湯、木竹炭低温サウナを備えており、楽しみ方はいろいろあります。
また、宿は新館・本館・旧館があり、42室ある部屋はいずれも和風のしつらえです。ベッドを希望する場合は旧館、バス・トイレ付なら新館、と部屋の仕様は異なるので、希望のある人は予約の際にリクエストしておくことをおすすめします。
山形屋
住所：福島県喜多方市熱塩加納町熱塩字北平田甲347-2
「翠清閣 笹屋本館」
ゲレンデから車で20分ほど、熱塩温泉街の中でも高台に位置するのが「翠清閣 笹屋本館」です。純和風の木造建築旅館は5000坪という広大な敷地内に建ち、かつては「武者小路実篤」「西條八十」といった文豪たちも訪れました。
全10室の客室はいずれも風情ある奥庭を臨み、冬は氷柱、春は桜、夏は蛍、秋は紅葉と四季折々の美しさを楽しめます。また、温泉は100％源泉かけ流しの大浴場のほか、ゆったりと楽しめる「森林足浴」の利用も可能です。
気になる食事は、新鮮な野菜・果物に加え、山菜・川魚がふんだんに使われており、会津ならではの郷土料理を味わえます。全体的にプライベート感の高い宿なので、静かに過ごしたい人にはぴったりでしょう。
翠清閣 笹屋本館
住所：福島県会津熱塩温泉月見ヶ丘
「帰郷のお宿 ふじや」
ゲレンデから車で約20分、温泉街のはずれにあるのが、ホテル「ふじや」です。総部屋数25室のホテルは古風な趣を今に残し、昔ながらの温泉風情を感じます。
自慢の温泉は24時間かけ流しの天然温泉で、大浴場は観音像が置かれた「観音風呂」と大きな壁画が描かれた「壁画風呂」の2つです。両方入りたい人は深夜12時に男女の浴場が入れ替わるので、タイミングを待って入湯するとよいでしょう。
客室は全室和室ですが、トイレ付きとトイレなしがあるので、希望がある方は事前に確認しておきましょう。宿泊プランは奥磐梯の旬な山の幸を使った食事つきプランのほか、ラーメンチケットがついた「朝ラーメンプラン」（数量限定）や素泊まりプランなど、様々なプランが用意されています。予算や人数などの状況に合わせて、利用しやすいプランを選んでみてはいかがでしょうか。
帰郷のお宿 ふじや
住所：福島県喜多方市熱塩加納町熱塩
家族でゆっくり楽しめる！福島の穴場スキー場「三ノ倉スキー場」
三ノ倉スキー場は、緩やかなコースと会津の絶景を楽しめる、ファミリーに優しいスキー場です。利用者の少ない、穴場的なスキー場なので、家族連れや初心者ものんびりと楽しめるでしょう。また、スキー場を少し下ると、古くから親しまれる会津の温泉街が広がっています。アフタースキーでは温泉を堪能して、疲れた体をしっかりと癒してくださいね。
※この記事の情報（価格や時間など）は掲載当時のものであり、また、予告なしに変更することがあります。ご旅行の前に公式サイト等でご確認ください。
関連スキー場の割引商品